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名古屋・白川公園テント撤去:路上生活者「最悪の選択」−−溝、埋まらぬまま/愛知[毎日他]藤井フミヤ・・・
http://www.asyura2.com/0403/ishihara8/msg/690.html
投稿者 なるほど 日時 2005 年 1 月 26 日 23:13:42:dfhdU2/i2Qkk2
 

(回答先: 公園のホームレス小屋、市が強制撤去に着手 名古屋 [朝日/毎日] 投稿者 なるほど 日時 2005 年 1 月 24 日 19:22:39)

 ◇名古屋市は「性急でない」

 強制撤去を1カ月以内に行う、と通知してから3日。名古屋市は24日、中区の白川公園でテント生活する路上生活者に対し、行政代執行に踏み切った。直前に自主撤去された2件のテントを除く5件のテントの強制撤去が終了したのは、着手から約7時間後。「話し合いを尽くした上での苦渋の選択」とする市と、「話し合いの途中で強制的に排除するのは最悪の選択」とする路上生活者との溝は埋まらぬままだった。【山田夢留】

 この日、テントを強制撤去された路上生活者5人の行き先について、市は「不明」と発表。ある男性は「また公園内に布団を敷いて寝るだけ」と話し、支援団体は「強制撤去は根本的解決にはならない」と訴えている。

 市はこれまで、白川公園の路上生活者に対し、300回以上の福祉相談を行ってきた、などとして、「今回の強制撤去は性急なものではない」とする。しかし、シェルター入所を第一にすすめる市と、シェルター入所を嫌う路上生活者の話し合いは、これまでもすれ違いに終わってきた。

 この日、テントを強制撤去された男性(55)は「シェルターに入った仲間で、入所中に仕事が見つからず、結局テント生活に戻った人を何人も知っている。市にそのことを言うと、『それは一部だ』と切り捨てられた。困っている人を、そんなもの一部だ、と言ってしまうような市は信用できない」と話す。

 支援する笹島診療所の藤井克彦氏は「ここ1カ月、市は生活保護など、シェルター以外の選択肢も示し始め、話し合いは進みつつあった。そんな時に強制撤去を行うなど考えられない」と落胆した様子で語った。

 一方、午後3時過ぎに強制撤去を終えた市緑政土木局の小池敦夫主幹は「(市は)やる時はやるという態度が示せた」と話し、今後も路上生活者に対し強硬な姿勢で臨む可能性を示唆した。

毎日新聞 2005年1月25日

http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/aichi/news/20050125ddlk23010096000c.html

高齢者、自立に壁/ホームレスの小屋強制撤去 [朝日新聞]

小屋があった敷地から排除され、フェンス越しに名古屋市職員らに抗議するホームレスと支援者ら(手前)=24日、名古屋市中区の白川公園で

日雇い 求人、若年層を優先


  名古屋市中区の白川公園のホームレス小屋が24日、行政代執行法により、強制撤去された。市側はホームレスに自立を求めるが、「職が無い」という壁が立ちはだかる。愛知万博開幕や中部国際空港開港、自動車産業の好調で、好況に沸くように見える愛知だが、ホームレスのほとんどを占める中高年齢層の求職の悩みは深刻で、解決策は依然、見つからないままだ。

  「去年の12月25日から1日も仕事が無いんや」。白川公園のホームレスの男性(57)は毎朝、3時、4時起きで笹島地区にある日雇い労働の求人場所に職を求めに通っている。紡績会社に勤めていたが、不況で解雇され、2年半前から白川公園で野宿を始めた。日雇いは建設業がほとんどのため、体力のある若い人が優先され、高齢者に声が掛かることはほとんどないという。捨てられているアルミ缶集めは30キロで2400円ほどの収入になるが、ゴミ収集日以外の日はまったく集まらず、収入が無い日もある。男性は「ここを出ても、ほかの公園を転々とするより仕方無い」と話す。

  愛知労働局によると、03年度の有効求人倍率は24歳までで1・93倍なのに対し、55歳以上は0・34倍と厳しい。市は02年10月、白川公園に緊急一時宿泊施設(シェルター)を設けた。半年間の期限付きで1食を支給し、自立の道を探ってもらうが、同公園のシェルターに入所した310人のうち、就労して自立できたのは48人にとどまっている。同市緑政土木局では「職に関しては市でも限界があり、頭の痛い問題」と話す。

  この日は自主撤去2軒を含め、計8軒を撤去した。ホームレス支援団体の藤井克彦さんは「市は『公園を出て、シェルターに入れ』と言うばかり。出口が見つからずにシェルターに入っても何の解決にもならない。就労対策にもっと力を入れるべきだ」と反発する。

  昨年6月の市のまとめでは、久屋大通公園、名城公園などでまだ約1400人のホームレスが生活している。

(1/25近郊知多版、尾張近郊版、名古屋版)
(1/25)

http://mytown.asahi.com/aichi/news01.asp?kiji=10908



愛知万博控え名古屋市、ホームレス“青い小屋”強制撤去 [サンスポ]

公園をわがもの顔で不法占拠するホームレスの“青い小屋”。愛知万博開幕を2カ月後に控えた名古屋市は24日、市中心部の公園で施設移住を拒否する5棟を撤去するため行政代執行に踏み切った。ピーク時には約250棟がひしめき真っ青だった公園もこれですっきり。ブルーシートの中は床を張り、発電機でテレビも楽しみ、暖かい布団…こんな不法占拠は東京や大阪などで今も続く。〔写真:撤去を代執行するため不法占拠の小屋わきでホームレスを説得する市職員ら=24日朝、名古屋市中区〕



 ホームレス小屋撤去のための行政代執行が行われたのは名古屋市中心部の白川公園(同市中区)。この日午前8時から約6時間にわたり、園内2カ所にある8人のホームレスが住む小屋5棟を解体、撤去した。

 作業には市職員や警備員ら約600人が動員され、高さ約1・8メートルの工事用さくで小屋を取り囲むなど厳重な警戒態勢で行われた。

 作業冒頭で市側は、ハンドマイクで「行政代執行法に基づいて撤去します」と呼びかけたが、ホームレスらは居座って反発、腕を引っ張って小屋外に出そうとする市職員らと小競り合いにある場面も。さらにホームレスの不法占拠を支援する団体から「暴力はやめろ!」などの怒声が上がるなど騒然とした。

 白川公園のホームレス小屋は平成13年に最多の約250棟を数えた。14年にホームレスの自立と社会復帰を促す「自立支援法」が施行され、同市は同10月に公園そばに、小屋に代わって150人が寝泊まりできる一時宿泊所(シェルター)を開設したのに続き、16年5月にも名古屋城がある名城公園そばに200人収容の施設を建設。市の担当職員らが月に2度、小屋を回って施設入居や生活支援を受けることなどを呼びかけてきた。

 こうした努力で白川公園の不法占拠は減り、昨年7月には55棟に。「公園付近の適正な利用と緑化のための改修工事の妨げになる」ことに加え、3月25日開幕の2005年日本国際博覧会(愛知万博)を控え、市は昨年9月からはほぼ毎日、職員が施設への移転説得を続けた。

 それでも5棟に8人が居座ったため、今月21日に最終通告を行っていた。作業終了後、市が公園内に設置した臨時相談所には、小屋を撤去された60代夫婦が相談に訪れ、生活保護施設への入所が決まったという。

 市内には一時宿泊所2カ所のほか、就職支援などを行う宿泊施設「自立支援センター」があり、約1000人のホームレスを収容可能だが、現在入所しているのはわずか308人。同市健康福祉局によると「生活保護や健康回復の大切さを説明しても、集団生活や社会復帰を嫌う人が多い」と話す。

 同市がホームレス小屋撤去で行政代執行法を行ったのは平成10年以来2度目。自立支援法施行後、政令市などで代執行を行ったのは初という。


★東京・墨田公園には311棟386人

 ホームレスによる不法占拠は大阪市東住吉区の長居公園や東京都台東、墨田両区の隅田公園などが有名。長居公園はサッカーW杯に備えて平成13年2月に市が代執行手続きを進めたが自主撤去。現在は「支援団体のテントそばに数人住んでいる。代執行の予定はなく自主的撤去を求めていく」と市職員。隅田公園には311棟の小屋があり386人が居住。小屋の壁はブルーシートだが木材で柱を組んで床を張り、小型発電機で電灯をつけ、テレビやラジオを楽しみ、布団で寝るという意外と“リッチ”な生活を送る人が少なくない。


★環境重視の開催を強調…豊田章一郎会長

 2005年日本国際博覧会(愛知万博)協会の豊田章一郎会長(トヨタ自動車名誉会長)が24日、開幕を2カ月後に控えた同万博の意義について都内で講演。「自然との共存は万博史上初の試みで、自然を生かした会場づくりにした」と環境重視を強調。スマトラ沖地震にも触れ「万博は多くの国々が参加しており、こういう時こそ相互理解の場にしなくてはならない」と指摘した。知名度不足については「東京や大阪ではまだ知名度が低く、マスコミなどに盛り上げをお願いしている」と協力を呼びかけた。

http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200501/sha2005012504.html



白川公園ホームレス小屋撤去 他地区の仲間、市の支援策に反発[中日新聞]

 白川公園(中区)のホームレスのテントや小屋に対し、名古屋市は二十四日、行政代執行法などに基づき、対象になった八物件すべてを撤去した。市側は、緊急一時宿泊施設(シェルター)利用など、ホームレス支援策の活用につなげたい意向だが、支援者や別の場所に住むホームレスたちは「市の言う通りにはできない事情もある」と口をそろえ、反発の声も根強い。 (阿部 伸哉)

 市の強制撤去は午前八時から始まり、午後三時すぎに作業を終えた。二物件はこの日、自主撤去に応じたが、五物件は行政代執行法により市が撤去。持ち主が分からない小屋一軒は都市公園法に基づき簡易代執行で解体した。

 自主撤去に応じた夫婦一組は、市の福祉相談に出向き、生活保護の手続きに入ったが、自主撤去したもう一人を含む他の六人の行く先は不明、という。

 市緑地管理課の小池敦夫主幹は代執行終了後、「やる時にはやる、という態度は示せたと思う」と話した。

 市が今回“強気”に出た背景には、三百回にもわたったという説得、相談回数に加え「十分なホームレス支援策を整えた」との自負がある。

 原則で半年間、入所できるシェルター二カ所のほか、自立支援事業や更生施設、生活保護受給によるアパート居住などがある。特にシェルターは、二〇〇二年秋以降に白川公園に住んだことがある二百三十六人のうち、百八十二人が同公園前のシェルターに入所したという。入所者のうち、自立の道を選んだのは六割を超えており、当局の「お勧め」(緑政土木局)だという。

 しかし、代執行の現場に駆けつけたホームレス仲間らは、「それでも救えないケースはある」と話す。

 名古屋高速道路の高架下に住むという男性(62)はシェルターに入らない理由として「一日一食」を挙げた。「あと二食分を稼ぐためには結局、空き缶拾いが必要。入所すれば『仕事を探せ』と言われるが、落ち着いて仕事が探せない」と言う。東区の無職男性(54)も「午前三時に日雇いの仕事を探して列をつくるが、五十、六十代じゃまったく仕事がない。入所したって半年後に野宿に戻るだけ」と相づちを打つ。「生活保護だって受給のためには定住が必要。借金に追われてこの生活に入った人は住所を持ちたくない」とも明かす。

 今回の代執行で退去した人たちも、いずれも五十−六十代。撤去作業現場の周辺で、ホームレス仲間たちは何度も「仕事があればなあ…」と口にした。ある男性は「泥棒しなければ食えないぐらいの状態なのに、公園で寝るぐらい、大目に見られないのか」と力なく話した。

http://www.chunichi.co.jp/00/ach/20050125/lcl_____ach_____008.shtml



[AML 0277] 白川公園野宿者強制排除に抗議を!
http://list.jca.apc.org/public/aml/2005-January/000271.html
なすびです。

 名古屋・白川公園での野宿者強制排除については、既にテレビでも報道されています。
 現地からの抗議要請を転載します。よろしくお願いします。

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From: 藤井克彦
Date: Tue, 25 Jan 2005 01:15:23 +0900
Subject: [yoseba-ml 3710] 名古屋市による1/24白川公園野宿者強制排除に抗議を!

 藤井です。
 疲れているし、遅いので、他の人のメールを転送します。
 

緊急!名古屋市による白川公園野宿者強制排除に抗議を!

名古屋@小野です。重複送信をお許し下さい。
本日、1/24(月)、名古屋市は、「愛知万博」(「愛・地球博」3/25〜)を前にした、白川公園居住の「ホームレス」・野宿を強いられる人たちの「行政代執行法」による強制排除を行いました。

白川公園のテント小屋は、これまでの名古屋市職員による追い出し攻撃で、残ったのは8つ、野宿者は8名でした。それに対し、今日の強制排除は、名古屋市職員311人、ガードマン207人、計594人と愛知県警の私服警官50人によるまさに強制排除でした。

97年、98年の「ホームレス」強制排除に続いて、「愛知万博」を前にして、野宿者・「ホームレス」を強いられる人々を街から隠そうとする名古屋市当局による野宿生活者の強制排除です。

強制排除のその時、松原武久名古屋市長は、「愛・地球博」会場で、名古屋市藤井フミヤと
名古屋市当局への全国からの緊急の抗議と共同の闘いが求められています。

今日は、白川公園で野宿を強いられる「ホームレス」の仲間が、笹島日雇労働組合、支援グループ・笹島連絡会、東京の山谷・渋谷、横浜・寿、大阪の釜が崎・キタなどからの支援者らとともに、早朝から、名古屋市による強制排除に対して、白川公園で抗議行動を行いました。

さらに、名古屋市・松原市長に対し、名古屋市役所で抗議を行いました。

その後、名古屋市の繁華街、栄(さかえ)の噴水前で、白川公園から強制排除された仲間と支援者は、テントを張って、名古屋市・松原市長への抗議の座り込み行動を行っています。座り込みは、当面あさってまで続行します。ぜひ、参加して抗議行動を一緒に行って下さい。

明日1/25(火)は、午後2時から、名古屋市・栄、噴水前で抗議集会。
その後、名古屋市役所(地下鉄・市役所前下車)への抗議行動を行います。ぜひ参加して下さい。よろしくお願いします。

以上、とりあえず、本日の強制排除の簡単な報告と、緊急のお願いをしました。
よろしくお願いします。
(1) 以下のところに、
@名古屋市は、白川公園野宿者に対する強制排除を謝罪し撤回せよ。
A話し合いによる解決を行え、などという趣旨の抗議と要望を出してください。
   (抗議要請先)
     @ 460-0001 名古屋市中区三の丸3-1-1 松原武久名古屋市長
        電話:052-972-3139、   FAX:052-972-3164、
     Eメールアドレス:shimin-no-koe at shiminkeizai.city.nagoya.lg.jp

     A 市民経済局 人権施策推進室
       電話 (052)972−2583
        FAX (052)972−6453
        E-mail a2580 at shiminkeizai.city.nagoya.lg.jp

(2)新聞社などマスコミに投書などをしてください。

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From: 藤井克彦
Date: Tue, 25 Jan 2005 01:16:44 +0900
Subject: [yoseba-ml 3711] 行政代執行に抗議・弾劾します

 笹島連絡会の藤井です。
 
 明日(今日)撒くチラシを以下に添付します。
 名古屋市への抗議をよろしくお願いします。
 このちらしの抗議先は、今までと違って代執行の張本人緑政土木のみになっていますが、今で通りの抗議先もお願いします。
(名古屋市への抗議先)緑政土木局緑地管理課指導係 電話:052−972−2473

 
 「おれたちはゴミではない、人間だ!」 という叫びが、聞こえますか?
     ー白川公園野宿者の強制排除に強く抗議しますー

 1月24日、名古屋市が職員やガードマン600人と警察官多数を使って、白川公園野宿者7人のテント・小屋を強制的撤去し、話し合いによる解決を破壊したことに、ここに抗議・弾劾します。

 野宿者と私たちが要求してきた主なことは、次のようなことです
@ 立ち退きが必要とされる場合は、国際人権規約(誠実かつ十分な話し合いを行うこと)、ホームレス特別措 置法(施策との連携が必要)、憲法・生活保護法(生存権保障)などをよく説明し、実施すること、
A 緑政土木局による巡回はシェルターへの入所強要であり、自己決定権を否定するものなので、シェルター  を経由しない居宅保護を含む諸選択肢を提示し、自己決定をまつこと、
B 野宿の最大の原因は、失業・失職であるので、就労の場の創出を行うこと、  などです。

 名古屋市のやり方に問題があることが確認され、話し合いによる解決は進みつつありました
@ 11月30日に初めての話し合いが持たれ、健康福祉局は野宿からシェルターなどを経由しないで居宅保護と なる道もあることを認めました(緑政土木局はこのことを野宿者に説明をしてこなかった)。
A 12月15日の話し合いでは、緑政土木局は今までのやり方に問題があると認め、シェルターを経由しない居 宅保護も含む施策に関する説明リーフレットを、健康福祉局と共同で1月中につくることを、確認しました。
B 1月11日の話し合いで、私たちからリーフレット案に対する問題点やその使用方法について提起し、名古 屋市は検討することを約束しました。

 4回目の話し合い申し入れに、「1月24日に何とか回答する」としながら、行政代執行を行った!
 私たちは1月15日付で次回の話し合いを要請し、健康福祉局に何度か電話をしたところ、「緑政土木局と連絡しておく」、「緑政土木局と連絡が取れていない」とし、1月21日(金)には「まだ連絡が取れていない。来週(24日)には返事をする。緑政土木局がよければ健康福祉局としては話し合いをしてもよい」ということでした。
 その日緑政土木局に電話をして話し合いの件はどうなったかときくと、「別室で会議中。用件は伝える」とするものの連絡がなく、10分か15分後に電話をすると「二人とも退庁した」とのこと。
 ところが24日になると、行政代執行だったのです。 こういうことが許されていいのでしょうか。

 「生活保障のためでなく、テント・小屋をつぶすためのシェルター」をどう思いますか?
 名古屋市のシェルターは、テント・小屋をつぶすための受け皿といえます。なぜなら特定の公園でテント・小屋をもつ野宿者を入所対象にし、緊急援助を要する小屋を持てない野宿者を入所させないのですから。
 こんな位置づけのシェルターに入れと言われて、気持ちよく入れますか。誰でも反発したくなるのではないでしょうか。圧倒的に多くの野宿者は、誰もが入れるシェルターにすべき、あるいはテントがない人を優先すべき、と思っているのです。これが当たり前のことではないでしょうか。

 日頃は公正な運用をせずに、テントの撤去のためには居宅保護を認める、というのでは問題!
 野宿者に違法な生活保護運用を行い裁判でその誤りを指摘された行政は、通知上である程度改善しますが、緑政土木局や福祉事務所は、施設を経由しない居宅保護も可能であることを説明しようとしませんでした。その誤りを私たちに指摘された名古屋市は、ここ1ヶ月くらいは居宅保護をかなり認めはじめたのです(万博開催を前にして白川公園のテントを一掃するためでしょうか)。

 必要なことは、名古屋市が野宿者に今までの誤りを、きちんと公に認めることです
 今まで野宿者を人間として尊重せずに退去を迫り、生活保護の公正な運用・説明もせずにやってきた名古屋市が、何事もなかったかのように、1ヶ月前にやっと生活保護の話をしても、不信感は拭えるものではありません。
 野宿者の人間としての尊厳を認めること、個人の尊重(憲法13条)が、問題解決の前提ではないですか。

 話し合いによる解決を破壊し、不信感を増幅させる行政代執行は、最悪の「解決」方法です
 その上に24日の力ずくの追い出しですから、ますます行政に対する不信感は増幅され、問題の解決は困難になります。これは白川公園野宿者だけのことではないのです。すべての野宿者に関わることです。

 名古屋市の野宿者に対する姿勢を改めさせるために、私たちはたたかい続けます
 みなさん。このままでは解決になりません。いまこそ、声を出してください。行政代執行に対する抗議を名古屋市に行って下さい。私たちに対する意見もください。お願いします。ありがとうございました。

 (名古屋市への抗議先)緑政土木局緑地管理課指導係 電話:052−972−2473
 (私たちの連絡先)名古屋市中村区則武2-8-13 笹島連絡会(この件に関するFAX:052-451-4585)


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  なすび   山谷労働者福祉会館 活動委員会  
  〒111 東京都台東区日本堤 1-25-11 電話・FAX:03-3876-7073
日雇・野宿労働者に就労・生活の保障を! http://www.jca.apc.org/nojukusha/
労働運動の情報ネットワーク レイバーネット日本 http://www.labornetjp.org/
戦争と治安・管理に反対するPINCH! http://www.iya-ten.net/pinch/

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