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11月24日 麦まきの様子 |
耕さない、農薬、肥料を用いない、草や虫を敵としない。いのちはその育っている舞台で、完全なるいのちを生ききります。土はその上で一生を終え、朽ちていく草によって栄養豊かになり、そこを舞台に次のいのちが芽吹きます。また朽ちていく草を食べ、その虫を小動物が食べます。そのようにしていのちは巡ります。自然農は、このいのちのめぐりを耕すことで壊してしまうのではなく、同じいのちのめぐりの中でお米や野菜を得ることのできる最良の方法、そして子どもたちが育っていく未来への永続を可能にする農であるのです。
◆ 講師紹介
川口由一(かわぐちよしかず)
専業農家の長男として育つ。農薬を用いた農業の中で体をこわし、「いのちのいとなみに沿った農」、自然農を70年代中盤からはじめる。自宅と山間地での自然農の実践と指導学習会を行うと共に、全国各地の学びの場にも出向き、講師を務める。また、漢方医学の学習会も奈良・東京・福岡で開いている。
著作
「妙なる畑に立ちて」(野草社)「自然農から農をこえて」(カタツムリ社)
「自然農―川口由一の世界」(×烏山敏子との対話・晩成書房)
「子どもの未来と自然農」(×烏山敏子との対談・発行(有)フィオーナ)
ビデオ:「いのちのめぐり」(グループ現代+烏山敏子制作・発売 東京賢治の学校)
以上すべて東京 賢治の学校にて販売しています。
映画:「自然農 ― 川口由一の世界」1995年の記録(グループ現代+烏山敏子制作・貸し出し グループ現代)
自然農を実践して26年目になる川口由一さんをお招きしての講座と実習です。賢治の学校での講座・実習は、8年目になります。
なぜ耕さないのか、草や虫をどう捉えるのか、肥料はいらないのか、など、自然農の背景にある、基本、いのちのいとなみを川口さんのことばと実習を通して学びます。
このいのちのいとなみの学びは、農の分野にとどまらず、どんな分野でも生きるときの基本になる本質的な答えをもっていることを、学べば学ぶほど思わされます。
4月29日は、1回目として、自然農の基本を学ぶ1日です。ビデオ「いのちのめぐり」は、東京賢治学校制作のビデオです。入門的な内容で、川口さんのインタビューもあります。
午後のビデオは、川口さんの農と慣行農法と有機農法を比べているビデオです。
7月9月の講座は、「稲の話」「種の話」として、農業の本や別の農法を通しての学びとは、また一味違った稲や種の話になることと思います。農にたずさわったことのない方には、具体的ないのちの姿の学びにもなります。
11月27日は、映画「自然農―川口由一の世界」の上映のあと、川口由一さんによる、自然農とはどういう農なのか、次世代に向け希望ある農であることのその背景を話していただきます。さらに、東京賢治の学校代表で、映画の制作者である鳥山敏子との対談では、自然農が大人にとっても子どもにとっても、いのちの学びそのものであること、自然農が子どもたちの未来にもたらす希望について語り合います。
自然農を通してみえてくるいのちのいとなみ。そこからみた人の道について、実践者の川口さんから学びます。
たくさんの情報や自分自身の迷いの中に陥りやすい人生において、どのように自分をみつめ、どのように自分の基盤を見つけるのか。
子育てや親子関係・夫婦関係の中でおきてくることや、職場やそのほか様々な中での出来事や自分自身のことについて、人として、自分としてどうありたいのか、どういうあり方がふさわしいのか、それぞれが考え、探るきっかけになればと思います。