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(回答先: 「沖縄」を問う・米軍ヘリ墜落事故[沖縄タイムス] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 9 月 26 日 00:34:27)
最大の自然破壊「基地建設」
9月26日(日)
・調査船は土日ということもあり、出ませんでした。
昨日と同じく、今日も台風のため座り込みは事務所前・・・と思っていたら、事務所前の雨よけの張りが暴風できしみ始めました。「やべぇ」と思い、座り込みに午前中に来ていた何人かの人とひもを解いて張りをめくる。こうしないと張りが暴風の力を元に鉄筋を持ち上げて大変なことになりかねません。
しょうがないので事務所内での座り込みとなりました。
しかし、台風の中でも土日ということもあり、「県民大会に合わせて来た」という人もおり、たくさんの来訪者がありました。
「普段は仕事で土日しか来れません。自分の生活の場で出来ることをやっていこうと思っています。土日は顔を出します。」という人や「今の状況はどうなっているのですか!」と駆け込んでくる人もいました。
帰り際に来たおじさんは「私は学生の頃、一生懸命基地を撤去するために運動していたんだよ。」と話してくれました。
「今は自然保護の方に取り組んでいる。"まがたま"という木を知っているかね?」と聞かれました。「いえ。」
「"まがたま"は20年前に自然保護団体によって5万3千本確認されているのだよ。ところが2000年に入って何本になったと思いますか?」
「うーーーん。2万本ぐらいですかね。」
「たったの3本さ。"まがたま"という木は20年前はたくさんいた。なぜか。沖縄にあられが降っていたという話しは聞いたことがあるね。"あられ"は気温が3度〜6度になると降るのだけれども、その3度〜6度の間に"まがたま"は種を発芽させる。この20年で沖縄の気温は10度以下にならなくなっているんですよ。つまり、"まがたま"の種子は発芽出来ない。春になると目覚めて芽吹くはずの木が種子の発芽がないため出来なくなったんだ。」
「・・・・そんなに気温が上がっているのですか。」
「もう少し、例を上げると、沖縄の海の潮位は20年間で2センチ上がった。沖縄県はこれを"誤差"として片付けているがね。」
「そういえば異常潮位というのがありましたよね。あれはびっくりしましたが。」
「うん。その県が"誤差"とした潮位は私達の20年間に渡るデータをもとにしてみると違う。さらに、10年間で1センチ上がるという計算ではなく、2乗されていくことが分かっている。今後10年で4センチも上がる可能性があるんですよ。」
「大変なことです。それは。ある学者の話を聞いたことがありますが、人間が生きている現在の地球はこのまま行くと500年続かないとか。」
「このままではね。この温度の上昇を止めることは出来る。これ以上沖縄の緑を破壊させないこと。そして海を潰さないことだ。だから、私は基地建設に反対しているのですよ。」
「そうですね。戦争や基地建設は地球を破壊する最たるものですもんね。」
「その通り。」
具体的に聞くと、本当にびっくりすることばかりでした。
自然破壊が以上続くと地球が完全に破壊されるということは現実に迫っていることだとおじさんの話を聞いて感じました。
地球を守るためにも基地建設を辞めさせましょう。
月曜日も引き続き台風です。座りこみは暴風がおさまっていたため、テントは建てられませんでしたが、事務所前の張りを直してゴザを敷き、事務所前での座りこみになりました。
何事もなく、私は事務所で久しぶりに事務仕事に専念していました。座りこみでは三線教室をしたり、ゆんたくをしたり、取材があったりと一日が過ぎていきました。
女性の方が三線を弾かれていましたが、とてもうまくてびっくりしました。
三線は沖縄の心を歌っています。心に響くものばかりです。
海上阻止行動の時には女性が琉球民謡の歌を歌って「沖縄の心、怒りは船を出すことではありません。」と訴えていました。
激動の闘いの中、三線はいつも人々を支え、歴史を作ってきたのだと感じています。
9月25日に予定されていた「県民大会(県民会議主催)」は10月2日(土)に変更になり、場所は与儀公園に午後6時となりました。集会後、県庁までデモ行進があるとのことです。
この間は関西読売のテレビ局が取材に来ており、取材していたディレクターの方は熱心に取材してくれていました。しっかりとした「真実」を伝えるような番組にして欲しいと思っています。
一回、本当を離れた台風が帰ってきました。海はおおしけです。漁港内まで白波が立っていてびっくりしました。
今日は防衛施設局の記者懇談会があるということでした。この間のことをどう発表するのか、「阻止行動でまったく作業は進んでいません。」とでも言うのだろうか。んなわけはないか。
事務所前で行われた座りこみには今日もたくさんの人が訪れ、40人あまりが座り込んでいました。
今日、久志の父母会の有志で各集落の区長へ「移設受け入れをやめるよう」要請文を持って要請行動がありました。区長達が反対をすれば大きな力となります。この8年間で「振興策で北部が振興されるということはない」ことははっきりしています。反対しましょう!!
東恩納琢磨さんから「10月3日(日)はクリーンアップ作戦をやります。」と話がありました。詳細は後日。
午後6時30分、テレビニュースで「防衛施設局は53箇所のボーリング調査に伴う潜水調査は終了した。」と発表したことが分かりました。「次は磁器探査の作業に移る。」と。
ちょーーーっと待った!!いつ、「潜水調査が終了した」んだ!!
でたらめも良いとこで呆れてしまいました。はっきりといっておかなければいけません。「終了」はでたらめです!
私達の阻止行動によって防衛施設局が行おうとしていた「潜水調査」はほぼ、できていません。
具体的に言いますと、外洋では20本以上のポイントブイが確認されていますが、その内の3箇所でしか「潜水調査」は行われていません。この目で見ているのですから。この腕で阻止してきたのですから。確かです。
そして、リーフ内では「ジュゴンの食み後の調査」は行われていますが、カヌー隊及び阻止船2隻の活躍によってまったくと言っていいほど「潜水調査」は行われていません。
3日間ほどで終わるはずの「ブイを落とす作業」も彼らは阻止行動によって2週間以上かかり、63箇所落とさなければならないブイを54箇所しかできなかったのです。
防衛施設局は完全に「情報操作」を行っています。県内の世論、8割が辺野古移設反対との答えを、その思いを潰すためにです。
この間の作業がすべて「アリバイ作り」のためで、既成事実を積み上げるためだけの調査だったことがはっきりとしました。
9月24日の海上で「台風のためにポイントブイを回収した」防衛施設局はそう明言しているのです。フタを開けてみれば「調査が終了した」などとでたらめなことを!!
しかし、それだけ今、防衛施設局とこの国は追い込まれているのです。でたらめを言いふらすしかないほどに。
小泉首相が「沖国大墜落事件」「辺野古新基地建設」「普天間基地返還」を無視しているのはそれしか、方法がないからです。無視して、着工を強行する以外に日本の小泉政権の政治生命は持たないということでしょう。
日米安保が沖縄の怒りによってぐらぐらとしています。これがぐらぐらしてしまうと、日本政府もぐらぐらしていることになります。小泉首相に残された道は「辺野古新基地建設強行着工」です。私達が阻止する限りそれは絶対にできない。
これまでの調査強行を止めるという行動はそれを映し出しています。「新基地建設」を阻止するということがこの国を変えるということははっきりとしています。
全国で火がつきはじめた。もう止められない。今までにない大きなうねりが辺野古から始まっています。まだまだ全国の反応は鈍いのかもしれない。しかし、それは私達が変えていくもの。必死に焦らず、丁寧に人を繋げていくこと。絶対にできるはずだ。
全国で火がついたのは、辺野古で火をがついた人達が一度全国に散り、またそこで広げているからです。
辺野古で学んだ人は自分の思いを周りに伝えるだけではなく、伝えた人を一緒に行動できる人としてつなげる行動をして欲しいと願っています。
私は辺野古の思いの確信を握り締めている限り「一人からでもこの状況は変わる。」と信じてきた。1年前の4月8日(防衛施設局がボーリング調査の事前調査を強行)にはたったの6人しか現場に立っていなかった。
それから1年ですべてを覆した。
政府は気づいているか、もう止められないぞ。県知事や名護市長がしきりに「辺野古に固執しない」と言って沖縄の怒りを懐柔しようとしているが、もう遅い!
沖縄の怒りはこの国を変えるまで終わらない。悪あがきをやめて辺野古から手を退きなさい!!
9月29日(水)
・防衛施設局によるサンゴ礁破壊の調査はありませんでした。
今朝は台風の余波もほぼ治まり、けーし風が吹いていました。
カヌー隊が練習に海にカヌーを出しました。昼頃に帰ってきたのですが「波が追い波でリーフの方まで出てしまって。帰ってくる時は大変だったよぉ」と一言。少しまだ波はあるようでした。
辺野古漁港の漁船が船を下ろし始めていたので「午後からの作業もありえる」と考えていました。佐敷町の馬天港では作業船「未来」「ゆいまーる」の乗組員と思われる人間が多数動いていたとの情報があり、「間違いない」と思っていました。
さらに10時には「馬天港からゆいまーる、未来が出航」の連絡が入る。緊張が走る。
来るとしたら午後、それまでに船の整備を終えました。
結局、「ゆいまーる」「未来」がなぜ動いたのかは不明ですが、調査はありませんでした。「ゆいまーる」「未来」が動いたのは明日の準備と考えて良いでしょう。
命を守る会の事務所は大改装中。というか、事務所の底板が腐り大変な状況でした。何人かで底板を外し、修理。あのままにしておいたら重い人が乗ると抜けていたはず・・・。
それから、少しついでに事務所の整理をしました。今の事務所は「事務所」とゆうよりも「オフィス!!」といった感じです。そのきれいさを見たおばぁが「あいやー。きれいになったねぇ。おばぁ達も"がははっ!"の笑い方を"おほほほ"に変えないといかんわね。」と一言。おばぁ達が"おほほ"なんて言っていたらこわーーーーい。
今朝の朝刊にはあいまいに「反対派の阻止行動によって調査手順を変えた」と乗って
います。「51箇所の位置を定める作業を終えた」などと言い方を様々に、「調査は着々と進んでいる」ことをアピールしています。
実際は、辺野古の海上での阻止行動によって完全に作業実施を遅らされ、潜水調査5
地点という「手抜き調査」になり、ボーリングそのものが出来ない状況まで追い込ま
れている。ほとんどそのことには触れていません。
しかし、「作業の遅れ」を施設局長は認めた。防衛施設局が自分達の追い込まれてい
る現状を語らねばならないほど追い詰めています。
そして「抗議船との衝突に配慮せざるを得ない」と言っています。宜野湾での3万人
集会は、警察などを使った排除を出来ない状況に沖縄を変えました。
今朝の朝刊の記事(沖縄タイムス)
「反対派衝突避け作業手順を変更」〜辺野古沖ボーリングで施設局〜
那覇防衛施設局の西正典局長は28日の定例記者懇談会で、米軍普天間基地飛行場
の代替施設建設に伴う名護市辺野古沖でのボーリング地質調査について、反対派の抗
議活動で作業手順を変更したことを示唆した。
当初、施設局は2箇所で集中的なボーリングを行い、順次作業を広げる方針だっ
た。
西局長は「現状からいくと精密なタイムスケジュールで動かすわけにはいかない」
と述べた上で「どうしても、抗議船との衝突を避けることは配慮せざるを得ない。多
少の遅席はやむを得ない」と反対活動による作業の遅れを認めた。台風の影響もあり
「決して順調とは言えないが、特段大きな遅席はない」としている。
同日までにボーリング予定の63地点中、51地点の位置を定める作業を実施。う
ち5地点で潜水、写真撮影し海底状況を確認した。
今後磁気探査を実施した後、足場を設置する予定。
また、米軍鳥島射爆演習場(久米島町)での海上自衛隊の次期哨戒ヘリのミサイル訓
練は、地元の理解を得られず海上実験が可能な条件が整ったとして「ご辞退申し上げ
た」と、断念したことを認めた。
http://diary5.cgiboy.com/2/henokonikki/