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調査に船を出さないよう、名護漁協辺野古 支部の豊島貞仁支部長(右)に協力要請文 を手渡す山内徳信共同代表=13日午前、 名護市の辺野古漁港 |
【名護】普天間飛行場代替施設建設に向けて那覇防衛施設局は13日午前、名護市辺野古沖の予定海域で調査を続開した。正午現在、辺野古漁港から出た漁船9隻を含む十数隻が海上の複数個所で作業に当たっている。建設に反対する住民らは漁港前で座り込みを続けているほか、抗議船4隻を出して中止を訴えている。漁港では出港しようとする名護漁業協同組合辺野古支部の豊島貞仁支部長に、基地の県内移設に反対する県民会議(山内徳信ら共同代表)とヘリ基地反対協議会(安次富浩ら代表委員)が調査に船を出さないよう協力を要請して、文書を手渡した。
調査チャーター漁船は午前10時ごろに続々と出港。うち3隻がキャンプ・シュワブの海岸10メートルほどまで近づき、「調査船」の看板を掲げた1隻が灰色の作業服にヘルメット、ライフジャケットをつけた作業員を乗せて調査現場に向かった。残り2隻は監視船とみられる。
反対する住民らはこの日も約80人が集まって座り込みやシュワブ前での監視を続けたほか、出港する漁船に「船を出さないでください」と口々に大声で訴えた。午後1時前にはカヌー隊も海上への阻止行動に出発した。
座り込みテントでの集会でヘリ基地反対協の大西照雄代表委員は、12日の宜野湾市民大会で海上での阻止行動に63万円近くの募金が集まったことや、各地の漁協組合員から協力の申し出があったことを報告。支援の広がりを確認しながら「調査に協力する漁民にも心では葛藤している人もいる。相手の心を踏みつけるようなことはしないで」と完全非暴力の方針を強調した。
◆ 辺野古ボーリング調査 中城から台船出港
【沖縄】普天間飛行場代替施設建設に向けた名護市辺野古沖でのボーリング地質調査で、中城湾港新港地区に保管されていた作業用台船が13日までに船舶で運び出された。
台船はえい航されて、平安座沖に向かったとみられる。
同港の荷さばき地には、海底を掘削する「ボーリング用資材」と、海上作業の作業場となる「スパット台船用資材」を2業者が保管しており、このうち組み立てを終えたスパット台船が12日午後にえい航されて運び出された。
ボーリング用資材はまだ保管されており、資材を積み出すための船舶の接岸申請が出ている16日までには運び出されると見られる。
スパット台船は9日に資材が荷さばき地内に持ち込まれ、翌10日に同所で5メートル四方の足場の組み立て作業が行われていた。
[更新 2004年9月13日 月 14:27]