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◆ ブイ浮かべ位置確認
那覇防衛施設局の調査船(上)に抗議する 基地建設反対の住民らの抗議船=9日午後3時8分、 名護市辺野古沖で共同通信社特別機から |
調査は四月十九日に住民らの反対で延期され、五カ月近く遅れて始まった。一九九九年に閣議決定された辺野古沖の移設予定海域で、建設に向けた具体的な動きは初めて。
調査船二隻と警戒船(監視船)四隻は九日午後二時ごろ、現場海域に到着。悪天候で海が荒れる中、ボーリング調査地点三カ所と同時に開始した海象調査地点二カ所で、潜水服を着た作業員が海上にブイを浮かべて位置を確認するなどした。作業は、一時間半ほどで終了した。
天然記念物ジュゴンへの影響など自然環境破壊や、新たな基地建設に反対する住民らは漁船やカヌーを出して、抗議活動を続けた。反対派が乗った船が、調査船の周囲を旋回した際、船が接近し緊迫した。
米軍ヘリ沖国大墜落事故以後、細田博之官房長官や、稲嶺恵一知事が「移設作業の加速」を求める考えを示すなど、十五―十六年以上かかる移設計画の進展を求める声が高まっていた。
◆ 混乱の回避を
稲嶺恵一知事は九日、「現地での混乱を回避し、双方の安全に留意しながら進めていただきたいと考えており、関係者には冷静な対応を望んでいる」とするコメントを発表した。
◆ 環境に配慮する
那覇防衛施設局の西正典局長は九日、「環境省や専門家の助言を得た作業計画、県の環境配慮事項を踏まえ、地域住民の生活環境やジュゴンを含む自然環境に十分配慮しながら、調査が安全に実施できるよう留意していきたい」とするコメントを発表した。
[9月10日(金)朝刊]