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(回答先: 佐世保基地の米原潜でぼや 昇降口焦がす、けが人なし [共同通信] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 7 月 28 日 23:33:50)
http://groups.yahoo.co.jp/group/nomorewar/message/14182
> で案内したように佐世保市は原潜事故マニュアルを作って公表していたのですが、
> (この中にURL)今見ると削除されています。米軍の圧力かもしれませんが、私
このマニュアル、探したら手元にありましたので、
http://groups.yahoo.co.jp/group/nomorewar/files/data/
に上げておきました。この中の「佐世保市原潜事故マニュアル」とあるPDFファ
イルがそれです。お役所は都合の悪い資料はいったん公開しても撤去したりする
ので、見つけたらすぐに保存しておくことが必要です。
佐世保市に問い合わせたところ、削除を認めましたが、「それはホームページ
のバージョンアップの都合でたまたま消えているだけで、隠すという意図はござ
いません」とのこと。なおこのマニュアルは上記のものが最新バージョンで現在
でも有効とのこと。
佐世保の消防にもいくつか事実関係を確認しました。今回の事故でこのマニュ
アルは適用されたのかと聞くと、NO。それは今回は原子炉の事故でなかったか
ら。「それは結果論でしょ。マニュアルには『市は、原子力艦の原子力災害の発
生のおそれがある場合・・・迅速かつ円滑に実施される体制の整備に努めるもの
とする。』とあるから当然”おそれ”で動くべきだ」と言うと、「ウーンそうで
すね」。
マニュアルでは「市は、原子力艦災害に関する通報を外務省、現地(福岡)防衛
施設局、又は県から受ける。」となっているのですが、今回の第一報は市民から
の通報。それで消防は基地対策課を経由して米軍に問い合わせ。米軍から「火災
はもうおさまった」と返事を受けたのでそこでストップ。市が原子力艦戦の事故
だという認識を持ったのは、事故発生から6時間以上経った午前9時とのこと。
マニュアルはまさしく机上の空論であることが証明されたわけですが、消防の
人と話した限りでは、悪気はないんだけど、要するに意識がそこまで高まってい
ない。「なぜ早く情報収集に動かなかったのか」と聞くと、「市民に不安を与え
てはいけないから」。「情報を出すからパニックになるのでなく、隠すから疑心
暗鬼になってパニックを助長する」と諄々と説明すると「なるほどおっしゃると
おりです」。別に米軍をかばって動いているわけではない。原子炉の火災という
のが意味するところをリアルに想像したことがないようです。これは意識ある市
民が働きかけることで変わるでしょう。
それにしても、今回の事故で、やっぱり米軍は事故を隠すということが判明し
たわけで、この種のマニュアルも根本的な検討が必要であることが明白になった。
原潜内のケーブル出火 米海軍佐世保基地
二十八日早朝、佐世保市の米海軍佐世保基地で、二十六日から停泊中の米海軍
ロサンゼルス級原子力潜水艦ラ・ホーヤ(六、〇八〇トン、B・T・ハウズ艦長
ら百三十人乗り組み)に、陸上から電力を供給していたケーブルから出火。乗組
員が電源を切ってすぐに消火した。けが人はなかった。
市消防局によると同日午前三時十分ごろ、同市赤崎町の住民から「大きな音が
三回して、(原潜が接岸している)赤崎岸壁から煙が上がっている」との通報が
あった。米海軍消防隊に確認したところ、電気関係のトラブルとの報告を受けた
という。同日の放射能調査結果に異常はなかった。同基地のバーナード・ワング
参謀長は同日昼前、市役所を訪れ、光武市長に火災を報告。「原子炉には全く危
険はない。昇降口の周りに損傷があり、調査をしている」と伝えた。光武市長は
原因の徹底究明と再発防止を強く要望した。
市が火災発生を公表したのは同日午後五時を過ぎてから。市基地対策課は「関
係機関との連絡や放射能調査結果の確認などに時間がかかった」と説明。佐世保
軍事問題研究会の篠崎正人事務局長は「原子炉に危険がなくても周辺機器に影響
がないか心配だ。市は火災発生を市民に速やかに伝えるべきだ」と市の対応を批
判した。
http://www.nagasaki-np.co.jp/news/index.html#02