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この話は10年以上も前に、ある雑誌に紹介された話です。
スポーツ・イラストレーテッド誌は正直さに関する実例を挙げ、「この話を読めばもう一度人を信
用できるようになる」と切り出しています。
この雑誌は米国フロリダ州で行なわれた少年野球の試合について報じています。一塁手がゴロを
捕球して一塁から二塁へ向かうランナーにタッチしようとしました。女性審判員のローラ・ベンソ
ンはランナーにアウトを宣告しましたが、一塁手は、「ランナーにタッチしませんでした」と言
いました。それで、ベンソンはランナーを二塁に進めました。
2週間後、別の試合の最中に同じ少年が同じようなプレーをしました。またもやベンソンが審判で
した。今回はこの少年がタッチし損なったと思って、セーフを宣告しました。少年は何も言わず
に自分の守備位置に戻りましたが、ベンソンは少年の目つきから何かおかしいと感じました。
それで少年の所に行って、「ランナーにタッチしたの?」と尋ねました。少年は、「はい」と答
えました。ベンソンが判定を覆してランナーにアウトを宣告した時、相手チームのコーチは抗議
しました。ベンソンは2週間前にあったことを説明して、こう言いました。「子供がこんなに正直
なら、その子に有利な判定を下すしかありません」。
この話は、今読んでもとてもうれしい、さわやかな気持ちにさせられます。
でも、そんな風に感じるのはなぜなんでしょう。 良心て不思議ですね。