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「中世説経節の世界」ってどういうイメージでしょうか?
http://www.asyura2.com/0403/idletalk9/msg/801.html
投稿者 たけ(tk) 日時 2004 年 6 月 06 日 00:28:42:SjhUwzSd1dsNg
 

(回答先: 乃依さん。酔っ払いの話しでよかったら・・・ 投稿者 愚民党 日時 2004 年 6 月 04 日 22:35:22)

愚民党さん、ちょっと教えて欲しいのですが、「中世説経節の世界」というのはどういうイメージなのでしょうか?

>まさに中世説経節の世界へと・・・

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ざっとグーグルしたところでは、次のようなモノが出てきたのですが、イメージがつかめませんです。
網野さんの本を読めばよいのかな?

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http://plaza.people.or.jp/otaki/news/sekkyou12.htm
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●『説経とその枝葉』(十二)
 この説経操りは大道芸を離れ、大勢の観客を対象とする「操り芝居」として、寛永年間を対象とする「操り芝居」として、寛永年間頃に京都四条河原に小屋掛して興行するよう頃に京都四条河原に小屋掛して興行するようになり、口伝にて語り継がれて来たものが正本化される様になった。現在に伝わる説経浄瑠璃の台本とも言える正本は、江戸時代に入りそれまで口伝にて語り継がれて来たものが説経太夫により文字化したものです。伝承されて来た説経節の代表的なものは、「五説経」と呼ばれる「刈萱」「山椒太夫」「小栗」「俊徳丸」「愛護若」です。

これら五説経に共通するものは、主人公達が何れも有力な武将や裕福な長者の子供として生を受けているが、何らかの境遇の変化にて不幸になり、最下層の賎民同様な状態となって諸国を放浪するが、何れもが最後には賎民の身を逃れ、昔の身分階層に戻るという構成にて作られていることです。これは賎民階層として説経節を語っていた者達が、その根底に持っている感情の発露に外ならず、彼らも好き好んで賎民となった訳ではなく、機会があれば現状から脱皮し、人に蔑まれない身分に身を置きたいとの願望を抱いており、この願望を寺社に纏わる霊験談に絡ませて作ったものと考えられます。
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http://plaza.people.or.jp/otaki/news/sekkyou13.htm
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●『説経とその枝葉』(十三)
 説経節の初期の正本としては、寛永八年(1631)に「せっきょうかるかや」、寛永末年(1643)には与七郎本「さんしょうたゆう」、正保五年(1648)に佐渡七太夫本「せっきょうしゅんとく丸」などが作られています。数多くの正本の内、愛護若・信田妻・梅若・山椒太夫・刈萱が五説経(時代により曲目が異なります)と呼ばれていますが、他にも小栗判官・志田三郎・熊谷・法蔵比丘などがあります。これらに共通するのは、唱導説教から発生したものであるため、一般庶民が篤く信仰する神仏を引き合いに出して、その物語が真実であることを信頼させ、聴衆の感動を誘う有効な手段を取っていることです。
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http://homepage1.nifty.com/kugiron/happyo9.html
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「人柱・人身御供・生贄」 六車由実(東北芸術工科大学東北文化研究センター)

説経節「まつら長者」を手がかりにして、人柱は異人を生贄として殺すことによる呪術的効果をねらう臨時的な儀礼、人身御供は共同体内の人間を神の食べものとしてささげる定例的な儀礼とし、両者のもつ暴力の性格の相違や共同体との関係を論じた。

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http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=159592X
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海と列島の中世 講談社学術文庫
網野 善彦 (著)
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4 社会
説経節の世界 中世社会の変化
「悪」の諸相 緊張する社会
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