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(回答先: シュトラウス言説に関する補足的説明と解釈 投稿者 小魚骨 日時 2004 年 5 月 30 日 13:37:59)
小魚骨さん、ご感想と資料的文章のご紹介を有り難うございました。
>“自然”(リアルな自然ではなく観念としての自然:このあたりのズレが東洋と西洋の“断絶”や引用言説とも関わるものでもあります)
ここら辺を下記のように書いているレオ・シュトラウスが、西洋的身体性の自覚しがたい文化的条件付け等を基礎にして
形而上学的次元へと至tっている差異、断絶(※)を認識していたのかどうかがかなり疑わしい気がしています。
(※私はそれがあるように感じています、これを論証しようとするとげっそりします)
>だが西洋の存在経験は、原理的に存在についての一貫した言説を可能にする。
(どうしてこういうことを無条件に正しいように言ってしまえるんだろう、頭で論理をつないで喋っているんじゃないだろうかと思う)
本が手に入ったのでざっと読みましたが、やはり胡散臭さは非常に強く感じます。
(訳文は読みやすく緊張感もありますが、シュトラウス自身は引用や解釈の編成で自己の言説を
作ってあるようで、元の資料に関する蓄積の無い人間には、正確を期した読解が難しいです)
箸の使いかたがおぼつかない子供に、小さな煮魚を開き、小骨を取って食べやすくしてあげるように、
食べやすく怪しいレオ・シュトラウスを解きほぐし、ご紹介下さるのを期待させて頂きます。
私が的確にここで論じるには実力不足を感じるのです。