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現在大半の国々に住む人はお金を使って生活しています。しかし、やはり大半の人達はお金というものがどんな(不思議な)ものなのか理解していないのではないでしょうか。僕自身も他人の事を偉そうに言えるほど詳しくはありません。まだまだ分からない事だらけです。
これほど身近なものは他にそう無いんですけどね。
今回は(次があるかは分かりませんが)お金の秘密の一つ、お金はどこでどのように生まれるのかについて最近勉強したことを少し書かせて貰います。もしお暇があればお付き合いください。
まずは例え話から。
或る所に阿修羅君という人がいました。阿修羅君は今仕事の都合でお金を必要としています。そこで何か楽にお金を手に入れる方法は無いかと考えました。そして腑としたことで阿修羅君はある考えを思いつきます。しかしそれは一人では出来ないことだったので、同じようにお金を必要としていた友人の韋駄天君に協力を仰ぐことにしました。
方法は簡単です。
まず阿修羅君は韋駄天君に100万円を貸してといいました。100万円といえば大金です。そんなお金は持ってなかった韋駄天君はそれは無理だと断りました。
しかしそこで阿修羅君、「大丈夫、換わりに僕も君にお金を100万円貸すよ。僕が君に100万、君が僕に100万、お互いに100万ずつ貸し合うんだから手元にお金が無くても大丈夫。返済は1年後ということにして、お互いに借用書を書こうよ。そうすればこの借用書はそれぞれ100万円の価値があるから、これをお金の代わりにして好きなように使えばいい。」
韋駄天君もこれはいい話だと思い、さっそく二人はお互いに借用書を書きあいました。そして一年後。
二人の書いた借用書は一年間お金として世の中を巡り、今は帝釈天君と毘沙門天君のところにありました。当然(債権者となった)二人は阿修羅君と韋駄天君の(債務者)の二人に借用書をお金に換金してもらいに行きました。しかし困ったことに阿修羅君も韋駄天君も返すお金を持ってはいませんでした。さて大変です。返すといっていたお金を返せないのですから、このままでは二人とも牢屋に入れられてしまいます(大ピンチ!)。
しかしさすがは阿修羅君、彼は見事この窮地を切り抜けました。どうしたのか?答えは簡単。また一年前の如く二人で同額のお金を、それも前回の倍の200万円ずつを貸し借りしあって合計400万円分の借用書を作ったのです(返済は例の如く1年後)。このうち200万円を帝釈天君と毘沙門天君への返済に充て、残りの200万円はまた二人の好きに使いました。さてこの一年後また返済の時期がやってきました。しかしまたも阿修羅君にも韋駄天君にもお金はありませんでした。(以下繰り返し)
(つづく)