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(回答先: Re: アルフレート・ローゼンベルク (3) 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2004 年 5 月 19 日 02:06:44)
さて、いよいよ本丸の『20世紀の神話』の内容についてふれています。
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エッカルトの死後にナチ党を代表する思想家となったアルフレート・ローゼンベルクが主著とされる『20世紀の神話』(1930)の随所でユダヤ人やユダや精神に対する批判と攻撃を行っていることはよく知られている。「北方ヘラス」なる古代ゲルマン文化圏の歴史的実在を想定し、そこにおいてヘラス(古代ギリシャ)のヘレニズム文化に比肩しうる高度な文化を創造してきたアーリア人種と、その対極にあって「反人種」とさえ規定される非創造的なユダヤ人種との間の、文化の興亡を賭した闘争として、ヨーロッパの歴史総体と現代の状況を描き出すこと―これが『二十世紀の神話』のテーマである以上、ユダヤ精神は否定の対象でしかありえない。
とりわけ、世界大戦後の「世界トラスト化」によって旧来のナショナリズムを世界経済に隷属させることに成功した、とされるユダヤ金融資本は、文化を蹂躙し破壊する焦眉の敵として、激しく弾圧されている。国際資本主義そのものであるユダヤ人との闘争こそ、まさに人類を賭けた最後の決戦でなければならないのである。
(つづく)