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(回答先: 両親被曝の作家、母の「心の傷伝えたい」 臨界事故5年【Asahi.com】 投稿者 木田貴常 日時 2004 年 9 月 29 日 17:45:11)
東海村臨界事故五年 [中国新聞]
'04/9/30
整然と原子が並ぶ元素周期表。112番までの元素が確認済みだ。この世はすべて原子の組み合わせだと習い、わくわくした記憶がよみがえる。この表に日本の研究チームが日本人で初めて発見した新元素「原子番号113」が加わりそうだ▲自然界に存在する元素は92番のウランまで。一方、原子核反応によって人工的に合成されるのが93番以上。各国の研究者は今もなお、周期表の拡大を競っている▲ウランをめぐっては、科学技術以前のずさんな事故が絶えない。五年前のきょう、茨城県東海村のジェー・シー・オー(JCO)で核分裂の連鎖が続く臨界事故が発生した▲従業員二人が死亡、六百人以上の住民らが被曝(ひばく)するという放射能事故に言い様のない恐怖を感じた。最先端の技術を駆使した施設ながらウラン溶液製造中、なんとバケツで沈殿槽に大量の溶液を移し替えていたという初歩的ミスが原因だった▲事故後、関連施設は徹底した対策がとられたはずと信じていた。だが、今年八月にはウランを燃料とする関西電力美浜原発で配管破裂事故が発生。死傷者十一人と国内原発史上最悪の事故が発生した。問題の二次冷却水系配管は一度も点検されていなかった。こちらもまったくの初歩的ミス▲「二度と事故は起こさない」と誓った五年前。原子のことをアトムと名付けた古代ギリシアのデモクリトスも「言葉は実行の影法師」と残している。
http://www.chugoku-np.co.jp/Tenpu/Te04093001.html
東京・霞が関の経済産業省原子力安全・保安院前では、脱原発市民団体のメンバーら約30人が、死亡した2人のJCO作業員の追悼集会を開いた。集会は脱原発を目指す「たんぽぽ舎」などが呼びかけ、実行委員会形式で毎年30日に開催している。
(毎日新聞) - 9月30日12時0分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040930-00000043-mai-soci
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/nuclear_fuel/
日本最大の原子力事故(2人の死者と被曝者700人弱)
東海村JCO臨界事故を忘れない
9・30 5周年東京圏行動への賛同・参加を!
5名の死者、6名の重軽傷者を出した
8・9美浜原発事故を許さない!!
9月30日(木)の行動
朝 10時35分
経済産業省前で「2人の死者を追悼し、
原子力行政への抗議 申し入れ」の集会
(10時集合〜11時頃まで)
夜 6時〜9時
渋谷勤労福祉会館で『5周年集会』
チケット前売り800円、当日1000円
賛同頂ける方は、FAXか、Eメールで、御連絡をお願い致します。
賛同申込書をお送り致します。
◆JCO臨界事故は作業者の責任ではなかった!◆
1999年9月30日、東海村で臨界事故が発生し、2人の作業
者が死亡、667人が被曝し、早くも5年の歳月が流れました。
日本の原子力史上最悪、最大の事故でした。そしてこの事故は、そ
の原因や被曝実態を欺くことに於いても、歴史的事件となったので
す。会社の命令で言われた仕事をした作業者に、事故の責任を押し
付けるのは間違いです。
◆事故の原因はサイクル機構の40リットル均一化注文◆
事故の原因は沈殿槽に40リットルの硝酸ウラニル溶液を入れた
事です。作業者が何故40リットル入れたかと云えば、サイクル機
構が40リットル均一化の注文をしたからです。臨界安全管理のた
めには6.5リットルずつ製造するというのが内閣総理大臣の許可
条件だったのですから、この注文は安全無視も甚だしいものでした。
2003年10月になって、NHK特集でこのことがはじめてメディア
に取り上げられました。この中で、吉田審査官(転換試験棟安全審
査の審査官)は「40リットル均一化は必要ない。」と真実を語っ
てしまったのです。この注文は、原子炉常陽の燃料の品質とは何の
関係もない「輸送に伴う分析の期間短縮」が目的だったからです。
効率を焦ったのはサイクル機構だったのです。
作業者は本当は必要のない作業をやらされて事故になり、命を喪
いました。30万人が不安な自宅待機の一夜を過ごしたのです。
◆被害者を加害者に仕立てた政府と水戸地裁◆
水戸地検も水戸地裁もこのサイクル機構の40リットル均一化の
注文には全く言及しませんでした。作業したのは作業者に決まって
いますが、作業者は注文どおりの仕事をしたのです。それなのに、
何故40リットル入れたのかは棚上げして、なぜ何故沈殿槽に入れ
たのかだけを問題にする、事故原因のすり替えをしたのです。こう
して、被害者が加害者にされ、サイクル機構はまるで自分たちは被
害者であるような態度です。
◆住民被曝者に泣き寝入りさせないように!◆
政府はこの事故について、もう一つの歴史的嘘をついています。
それは、臨界によって出たのは中性子線だけで、放射能は出なかっ
たと宣伝したことです。実際には大量の放射性ヨウ素などが放出さ
れていました。1999年10月12日まで転換試験棟の排気塔は動いてい
ました。頭痛、喉が痛い、だるい、下痢、嘔吐などは放射性ヨウ素
が喉から入ったときの症状です。
さらに政府は25レム以下の被曝は急性の健康被害無し、として
大泉訴訟に対抗しています。ところがこの数字の起源はアメリカ軍
が1942年原爆製造に着手したときの被曝労働させるための行政
処置なのです。この数字のために、広島、長崎の被爆者達も長い間
苦しめられてきたのです。
5周年集会にあたり、今年こそ真実を世論にする大きなステップ
にしたいと思います。また、11名の死傷者を出した美浜原発事故
を私たちは許せません。人命軽視、ずさんな安全管理を行った関電
とそれを助長した原子力安全・保安院の責任を追求していきたいと
思います。多くの皆さんのご賛同、ご協力をよろしくお願いします。
主 催:9・30臨界被曝事故5周年東京圏行動実行委員会
連絡先:たんぽぽ舎気付
東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
Eメール tanpoposya@jcan.net
http://www.jcan.net/tanpoposya/event.htm#9_30