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関西電力は13日会見し、福井県美浜町の関電美浜原発が、今回の蒸気噴出事故で破損した配管の点検対象リスト漏れに気づいたのは事故発生後だったと説明し、昨年11月に下請けの検査会社「日本アーム」(本社・大阪市)から検査漏れを指摘されていたとの従来の見解を撤回した。
会見で関電原子力事業本部の豊松秀己・副事業本部長は、担当者から聞き取りした話として「(美浜原発は)日本アームが昨年11月、今回の破損配管付近について、点検計画の項目に入れて提案してきただけでリスト漏れの説明は受けていないと言っている。(事故前に)知っていて放置していたわけではない」と説明。配管の耐用年数を計算するなどして事前に危険性を把握、緊急に検査に入るような状況にはなかったと強調した。
これに対し、日本アームの担当者は「点検対象から漏れていたことがわかるように点検計画書の中に示して、電子メールで報告したはずだ。事実関係を再度確認したい」と話している。
破損配管は関電の管理指針で13年前に寿命を迎えていたことがわかっており、関電側が「リスト漏れ」に気付いた時期は破損の危険性予知にかかわる過失責任の焦点となっている。
関電はこれまでの会見では「昨年11月に検査漏れの指摘があり、今月14日からの定期検査で破損部分付近の耐久性について初めて調べる予定だった」と説明し、美浜原発の担当者がすでに昨年11月にはリスト漏れについて把握していたとの認識を示していた。
(2004/8/14/01:42 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040813i215.htm