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(回答先: イスラム教は平和と寛容の宗教か? 投稿者 スパルタコス 日時 2004 年 6 月 21 日 05:44:03)
親フェミニズムである日本の左翼が親イスラムを掲げるのは矛盾だ。これは必ず破綻する。
イスラム教は思想的に右翼民族派に近いのだ。一番反対すべき内容がイスラムの教えの中にあるはずだが、彼らは気がつかないふりをしている。左翼は左翼とイスラム教の思想の天と地ほどの違いをいつまで曖昧にしておく気なのだろうか。
左翼は、いくら反米を掲げても、西洋近代そのものなのだ。そして、イスラム教というのは、彼らが保守反動の思想として嫌うまさに典型的な思想なのだ。彼らがそこに気付かない訳がない。だが、それを左翼の方からなかなか言おうという勇気がない。これは偽善であり、自己欺瞞ではないか。「宗教はアヘンである」というマルクスのお告げ。お互いに本音を隠しあって、強大なアメリカ・イスラエルに共闘する訳だ。わざとらしい言説。本来、左翼がイスラム教と共闘できるなら、右翼民族派とすら十分手を組めるのである。日本の右派がイスラム教と同じ事を言えば、必ず「保守反動の輩。男女差別」と批判するくせに、なんか「イスラムは平和と寛容の宗教です」などと言うのだ。
「悪魔の詩」翻訳者暗殺で、イスラム批判はやめにした?というより、「イスラムは反米」だからですね。まあ、別にいいですけどね。イスラム圏の人権侵害も知っているはずだが、おかしいねえ。今の今まで西洋の偏見を脱し、イスラム教を公平な目で見るとの建前で、イスラム教との対決を本気で避けてきた日本の左翼。しかし、お互いを偽って妥協するというのが、いかに不幸な事か。どこまでついていけるのか。反米反イスラエルが反ユダヤ、さらに反近代文明反西洋さらには反共へと純化した時、彼らの「理解」と「寛容」も限界に来るでしょう。
私達は同じ道を歩けない。違いがあるという事をもっと深く理解していかないとね。今みたいにただ「私はイスラム教も認めます」という態度で「イスラムしかない」と考える者を「認める」ならいずれそのツケが左翼自身にも回ってくるだろうよ。