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何度も東北原人さんと如往さんの文章を読み、そして「年金」をめぐる国会日本政治の表土喪失・液状化現象報道
に思い、やはり個をめぐる壊滅が日本国家の自己表出自己運動の中心軸であると感じました。
つまり東北原人さんがあきらかにした<牢獄のような一様で均質な閉じられた共同体としての日本国家>において
個は生存可能なのか? であると思います。
それは如往さんの現状への感覚と接近していると思います。
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Re: 東北原人さん、如往さん、真摯な言葉を、深く実感しました。感謝です。
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/673.html
投稿者 如往 日時 2004 年 5 月 18 日
そして、今のこの地には、そうした「個」の存在が余りにも少なすぎるのだと感じます。同様に、濃密で弾力性に富んだ「個」を産出する土壌が失われつつある現状は、愚民党さんの認識の通りであると思います。それは、最早人類は非対称性を受けとめられるような対称性を見出すことができないだろうという私の諦念に通じるものでもあります。
-------------------------------------如往さん。
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Re: 『エクソダス』では<牢獄のような一様で均質な閉じられた共同体としての日本国家>からの脱出が‥
http://www.asyura2.com/0403/bd35/msg/644.html
投稿者 東北原人 日時 2004 年 5 月 15 日
そして、当の日本政府から自作自演説や自己責任論をぶちあげられるという、
その事態には、まさしく
<牢獄と化したかのような均質で閉じられた共同体としての日本国家>
の外に
出ようとした者への、
あるいは出ようとすることへの、
脱獄囚への対応にも似た、
日本国家権力の焦りと抹殺しようとする意志を感じたのでした。
ちょうど人質事件の発生と同じタイミングで、NNNの深夜の報道番組が、
高遠達のようにアンマン経由でイラクにボラティアで入国する若者が多くいる
というニュースを流していましたが、
それなども、
閉じこもりによって対抗するのでなく、
<牢獄と化したかのような均質で閉じられた共同体としての日本国家>
の外に出ようとする若者の意志が現れている現象として注目しました。
多分、現在では日本国政府の姿勢で封じ込められているでしょうが。
------------------------------------------------------------------東北原人さん
愚民党メモ
1、現在の「年金」国会政治には、「表土喪失」が現出している。
2、この「表土喪失」は明治維新という近代制度の強権以来の病理である。
3、その病理とは大日本帝国の国是を「天皇絶対主義」に置換したことに発生原理とするガン細胞である。
4、近代の普遍としての価値観である人間としての国是を、大日本帝国は生成できなかった。
5、日本近代の出発点において大日本帝国は近代人間ではなく、古代の価値観を国是としてしまった。
6、ゆえに大日本帝国の最終は壊滅的な敗戦であった。
古代の価値観による国是では、リアリズム思考とリアリズム国家戦略を生成できない。
7、1945年8月敗戦から出発した日本国は英米を主軸にした連合軍に占領され
アメリカ合衆国指導による日本国憲法という国是を、連合軍管理下において宣言する。
近代人間の普遍と発見は「昭和天皇の人間宣言」に置換された。
8、一方、大日本帝国の敗戦による内省を契機に
近代人間の普遍と近代的主体の確立をめぐって、文学・哲学思想において、論争と探求が開始される。
近代的自我と個の確立が希求されていく。
「政治と文学」に代表される言葉の緊張した応答関係が生成。
しかし、それは「資本主義世界と社会主義世界」のきわめて安定した二元論の内部に閉じ込められたゲーム。
9、1989年事態からの東欧・ソビエト連邦自壊は、安定していた二元論的世界が瓦解。
対称性ある図式からから非対称性への図式に転位する。
10、戦後を支配してきた自民党政権とは近代的人間と個に普遍と価値観を置く政党ではなく
郷土共同体に原理がある政治支配政党。
「郷土を守るためには強力な政治家が必要」という原理。これは都市においてもそうである。
その郷土とは、大日本帝国の軍国主義から転位した
日本大経済主義であった。おのれの経済上昇に一点の価値原理がある野望である。
戦後の近代政党をめざした野党が自民党に敗北してきた理由こそ
郷土主義に根をはる国民的大経済主義である。
これが戦後日本の国是にかわる価値観であった。
戦前天皇絶対主義から戦後大経済主義への転位と郷土主義。日本世間様の原理。
11、戦後生成した国民的日本大経済主義は、しかしここでも近代人間と個を普遍として生成できず失敗。
大企業と官僚組織は大日本帝国軍隊が転位した組織細胞であった。
12、近代人間と個の生成なき表土にポストモダンはありえない。
13、ゆえに日本の90年代は一挙に「近代の喪失」へとなだれ現象を起こす。
これを「表土喪失」と呼ぶ。
14、21世紀最初の10年間であるゼロ年代の液状化現象。
15、日本国家とマスメディアは本能的に、枠をはみだす若い人の個の出現を恐れている。
戦後支配政党は近代人間としての苦悩と葛藤から逃亡してきたゆえに
他者としての個人の出現を認知できない。
16、対抗の方法
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閉じこもりによって対抗するのでなく、
<牢獄と化したかのような均質で閉じられた共同体としての日本国家>
の外に出ようとする若者の意志が現れている現象
--------------------------------------------東北原人さん
対抗の方法は閉じこもりか?
それとも液状化した日本国家の外に出るのか?
17、愚民党の現状認識
●近代人間と個の生成を認知せず、明治維新以後から今日まで
近代人間と個の壊滅を国家の動物的本能・自己運動として推進してきた日本国家とその風土は
日本列島に住む個人にとって危険である。
明治維新の進化した姿が現在の表土喪失による液状化現象であり、個がこの災害に
埋められてしまう危険がある。個のセキュリティを
いかに防衛できるのか?
それにはまず反近代主義者のイデオロギーを理論武装として形成する必要がある。
<牢獄と化したかのような均質で閉じられた共同体としての日本国家>の場所において
反近代主義者はどんなに世間様から迫害されようが、生き延びることができる。
孤立してもひとりでも過去の豊饒な時間と人物と応答できる通信能力がある。
非対称世界の流動化に押し流されないためには、対称をわが手につかむ必要がある。
その対称とは自己表現による自己表出として生成できる応答身体である。
身体瞑想によるイメージの生成は地球さらに宇宙と呼応する身体歩行である。
人間身体には60兆の細胞がある、60兆の細胞が60兆の星と応答する触感を波動するとき
人間身体は「星の子」として復活する。
そして戦前の大日本帝国治安弾圧と抵抗の空間は現在とリンクしつつあるのか?
治安弾圧よりも怖いのは
日本国家と風土が液状化現象という巨大な災害を本能的に生成予兆させていること。
自己壊滅の呼び声はすでに永田町の深部に流動化している。
上部機構から崩れようとしている。
明治維新からのつけがとうとうやってきたのだ。近代の内実なき進化の慣れの果てに・・・・
司法権力と厚生労働省をわがものにした創価学会。国家官僚機構はすでに変身をとげている。
明治維新を逆手にとることは必要である。
明治維新が古代を国是としたなら
日本個人は古代を発見していくのだ。
日本における民衆考古学の巨大さは、民衆の自己防衛本能であった。
戦後日本民衆は日本国家から考古学の探求(邪馬台国の道)によって
「イメージの力」を防衛してきた。
中世そして近世への民衆的探求こそ「庶民の力」である。
そして日本の希望こそ「職人身体」日本の各地の祭り
政治に覚醒するのではなく、政治の眠りにつき
今はただ、日本国家液状化災害から、おのれの身体を守ることこそ、自衛と自己責任である。