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(回答先: 残された日々 投稿者 ぷち熟女 日時 2004 年 5 月 02 日 00:52:43)
ぷち熟女さん、どうもです。
お気遣い痛み入ります。
昼休み板では、ビルダーバーグさんが相変わらず「あっしら叩き」と「知識のつなぎ合わせ論説」をミックスした投稿を続けているようですね。
ビルダーバーグさんについては手出ししないと宣言したので、ふむふむと読むだけです。(昼休み板にはアクセス自体をあまりしていません)
日本そしてイラクを含む世界も、しばらくは大枠として“彼ら”のシナリオに沿って動くことになると思っています。
イラクに対する“彼ら”の策動にどう対応するかは基本的にイラクの人たちの問題だと思っていますので、イラクの人たちが損得勘定で決めるしかないと思っています。
「金持ち喧嘩せず」が常道なのに、喧嘩の必要がない金持ちが強大な力をもって冷徹に吹っかけた喧嘩ですから、フセイン政権を通じて「貧すれば鈍する」に近い状況に置かれたイラクの反占領勢力が合理的な対応ができないのもむべなるかなと思っています。
「捕虜(囚人)辱め写真」まで公表して愚劣な挑発をするくらいですから、“彼ら”の余裕はけっこうなものなんでしょうね。(「ファルージャ虐殺」でもイラク全域で決起は起こらなかったことに、“彼ら”はほくそえんでいることでしょう。傀儡政権に主権を移譲して国連を隠れ蓑にし、血塗られたブッシュ政権が消え去れば、シナリオ通りのはずです)
統一的な政治目標も明確になっていない状況では、犠牲を積み上げるのを避けるためにも、ムスリムはむやみに挑発に乗らないほうが合理的です。
日本についても、イラク人質事件で「人質&家族バッシング」という醜態を見せられて、具体的に何かを議論するにはほど遠い現実であることを再確認しました。
(そう判断したのは、「人質&家族バッシング」の醜態というわけではなく、お互いが一方的な主張をするだけでまともな議論になっていないことに拠っています)
「窮乏化革命論」や「窮鼠猫を噛む」という考えには与しないので望ましいことではありませんが、日本は、経済的にも価値観的にももっと惨めなものになっていくだろうと思っています。
米国支配層も、イラク人質事件で見せた政府与党・野党・メディア・一部国民の醜態を見て、日本が“使い走り”を超えた国際的役割を担うのは無理だと再確認したはずです。
日本が今後の世界でアジアブロックの指導的地位に就くのは難しいだろうと思っていましたが、確実にその芽が消えたと思っています。
(イラクへの治安部隊派兵も、うかつには要求できないと思っているかもしれません(笑))
このような流れを止めることはできないと思っています。
突然起きた変化ならバタバタ騒げばどうにかなる可能性もありますが、戦後60年それどころか近代日本130年という長い歴史継承性を通じて醸成されたものですから、それが変わるためにはそれなりの歴史経過を必要とするはずです。
このような思いになっていますので、時間はたっぷりあると思っています。
私の生き死にとは無関係に世界は変化していくものですから、バタバタしないでじっくり構えていきます。