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(回答先: Re: 死というものについて(全体と個ということの定義) 投稿者 調和人. 日時 2004 年 5 月 01 日 19:31:06)
死の定義とか、魂とか、悪魔とか、神については私も興味があるので少し読ませて頂きました。
なんだか、難しい哲学研究か禅問答のようなので逃げようと思いましたが、ちょっと、思いましたので意見を書きます。
多分拡大版ガイア理論のようなものを述べられているのかと思いますが、私の想像では地球は一個の生命体である(=ガイア理論)→そこを細胞に例えて、宇宙そのものを一個の生命体(拡大ガイア理論)→更にそれを肉体として精神としての神、との事なのでしょうが、途中の理論に大分無理があります。
まず
>宇宙全体も遠くからみると、その構成が人間に近いものに思われる。
との事ですが、同じ様な構成でも、全く違います。たとえば生きてる人と死んだ人の構成物質は、ほとんど同じですが、死んだ人は死んだ人です。死亡直後は細胞レベルでは生きているかもしれませんが、兎も角、死んでます。よって構成物質が似ている事でそれを生きているとするのは間違いです。
更にその直後の・・・
>人間(生命)に意思があるから、全体にも意思があるはずである。
は三段論法(それも、ちょっと飛躍しすぎの)の上、間違ってます。まず、人間に意志があるので、他の全ての生命(括弧の中)に意志があると言うのが飛躍しすぎの論法です。意志の定義の問題でもありますが、動物にあるのは本能、植物にあるのは反応と私は考えます。まあ、人間に近い動物(ほ乳類の一部)等には意志と呼んでも良いかもしれないものを持っているものもいますが・・・
更に間違っているというのは、意志というのは脳の中での電気作用と違うのか?と言う点です。それは意識であって意志では無いという考えもあるのですが、ここでは、同じと仮定します。そうすると「全体の脳はどこで、どこに電気作用が生まれる?」と言う事になります。よって、構成物質が似ているのは生きているには繋がりません
私は前から思っているのですが、寝ている間の自分の精神も自由にならないのに、死後の精神が自由になるかな?自由という言葉が不適当なら自覚でも良いのですが・・・
仮に魂とか残留思念とかが存在するとして、それがどうやったら物質に影響を与える事ができるのでしょう?
幽体でも思念体でも何でも良いのですが多分、電波かエネルギーの一種だと想像する訳ですが、入れ物(肉体)から抜けた時点で霧散するのが物理の法則です。そこに重力のような何らかの引き留める磁場があればあるいは霧散しないかもしれませんが、それなら発見されても不思議はありません、でも発見されません。
では、幽体とは全く質量を持たない物質でしょうか?そうかもしれません、しかし、そうであるならば、そこには何の意識も生まれませんし、生まれても認識できません、ましてや、他の物質に何らかの作用は絶対に与えられません。まあ、千歩譲っても精々心霊写真に写り込むくらいでしょう。(笑)