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(回答先: 政府にも責任は取れません! 投稿者 真相ハンターK 日時 2004 年 5 月 24 日 23:22:40)
趣旨は大体分かりました。
ところで、現在のイラクの状況は米軍とイラク人の間で不幸な食い違いによるものと思います。米軍はテロとの戦いという事で殺気立ってイラクに乗り込んで来ています。特に最も凶暴な海兵隊など。これが「テロリストはどこだ?隠し立てするとためにならんぞ」となる。何も悪い事してなくても、一応こいつらテロリストかも知れないから油断するな。怪しい奴は徹底的にしょっぴけと米軍の上官は言っていると思います。これが今回のイラク人捕虜虐待事件につながっていると思います。イラク人からすれば、ロクな大義名分もないのに、勝手に店や道路や学校封鎖して至る所で検問する。米軍はテロリスト探しに必死になればなるほど、イラク人は「我々が東洋人だからこんなひどい目に合わされるんです。彼らは主権委譲後もイラクに駐留するという。どうせなんだかんだと理由つけて永久に中流する気だ。これ以上駐留されたら、仕事も勉強もロクにできやしない。追い出してやる!」みたいなノリがあると思います。そこで、石油収入を牛耳りながら、今までの米軍の土足で家の中を捜索したり、学校を閉鎖したりするような乱暴なやり方に頭に来た不満分子が一気にサドル派に流れた訳ですね。これに対して、シーア派最高権威のシスタニやイラン、ヒズボラですら「一般人を巻き込むような真似はやめろ」というような立場に立ち、サドル派はシーア派内でも孤立しています。下手に支持すると自分達もとばっちりを食うからですね。それでも不満分子の怒りと反米感情は収まらない。ここで下手にアルカイダなどの外人部隊が侵入して大規模な無差別テロでもやれば、いよいよシーア派内不満分子は血の弾圧を食らうでしょう。
イラク占領後に起きた大規模な無差別テロは多分イラク人不満分子のサドル派ではなく、アルカイダなどの外人部隊だと思います。どっちかいうと、サドル派はレジスタンスに近く、アルカイダはプロの国際テロリストだと思います。彼らは全てのイスラム諸国から警戒されているし、イスラム諸国の撹乱分子として米軍の協力なしに治安維持が不可能になるよう仕向けているように見えます。
>テロに対抗する手段としては「力による対抗」がアメリカを中心に現在の主流ですが、テロの戦士達に「あなた達はテロの指導者達に良いように利用されてるだけです」と何らかの方法で教えてやるのが有効かもしれません。Kはイスラム教を完全には知りませんが多分イスラムの神は「罪のない人を巻き込んで殺しても良いとか」とかは教えていないはずですよね〜
> 平和と自由を勝ち取る聖戦という思想はあるのかもしれませんが、多分指導者と呼ばれる人達によって都合の良いように解釈されている気がします。
> つまり、その辺をあらゆるメディアを駆使してテロ戦士達に伝えていくのです。即効性は無いかもしれませんが、少しずつテロの組織は分裂と崩壊していく気がします。内部で総括でもしだしたらもう組織的な大規模テロはできなくなる事でしょう。
そういう事も必要でしょうね。イスラム地域では下層部の人々はラディンを崇拝している人も多いと思います。このネットワークの大規模さは従来の宗教指導者やテロ組織にも同調者もいれば、困惑・反発している者も多いと思います。かつてないアメリカ・イスラエルの攻勢と自分達をはるかに「乗り越えた」テロ組織の出現により、イスラム圏はかつてない動揺と空中分解を起こしていると思います。従来のイスラム国の指導者達は答えを出せなくなっているようにも思えます。