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(回答先: マイケル・ムーア監督の新作映画配給禁止騒動は自作自演だった(アメリカ発三面記事) 投稿者 エンセン 日時 2004 年 5 月 08 日 01:09:38)
この場合の問題の核心は、
(1)配給妨害の事実の有無:ディズニーが、傘下企業によるムーア監督作品の配給を妨害したか否か。
(2)国内での配給可能性:当該作品の米国内での配給元は現在決定しているか否か。
であろう。
1年前の話とはいえ、少なくとも(1)の事実は当事者からも否定されていない。
http://www.asyura2.com/0403/war54/msg/766.html
http://www.asyura2.com/0403/war54/msg/752.html
すなわち、「華氏911度」というムーアの新作を、一般人にも十分納得のいく説明も無く(せいぜいが、同社重役言うところの「高い緊張状態にある政策論争に巻き込まれることは、メジャーな企業にとって利益にならない」くらいだ)傘下企業ミラマックス社による配給をやめさせる決定をした、という事実は何ら変わらない。
また、(2)についてだが、現在なお米国内での配給元が未定である事実も変わらないようである。
カンヌ映画祭向けの宣伝だからといって、これら事実が覆るわけではない。まさしく「表現の自由」(「報道の自由」も含む)という民主主義社会および自由主義において最重要の基本的人権と、一大メディアシンジケートでもあるディズニーグループという巨大企業集団の利害とが対立しているという構図は不変である。
ゴシップ・スキャンダリズムに安易に流れるようでは、問題の本質から目をそらすことになる。この一件には「基本的人権」対「企業利益」の問題が根底に横たわっている、と私は考える。