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http://edition.cnn.com/2004/WORLD/asiapcf/05/03/japan.patriot/index.html
[仮訳]
日本の教師、国旗法への怒り
From CNN Tokyo Bureau Chief Atika Shubert
Monday, May 3, 2004 Posted: 0941 GMT (1741 HKT)
東京、日本(CNN)-- 国歌と国旗、共に愛国的自尊心の力強い象徴である。
しかし日本では、日の丸と君が代(天皇の治世の意)の歌詞が、第二次世界大戦へと導いた好戦的なナショナリズムのつらい思い出とつながっている人たちもいる。
現在、政府は、公立学校の教師は、賛成するかしないかに関わらず、学校の行事において国旗に敬意を払い、起立して国歌を歌わなければならないと言っている。
もし、そうしなければ彼らは解雇されるかもしれない。
「我々は国旗と国歌をうやまうよう子供を教育している。これは教師の義務である。もし、彼らが義務を果たさないならば、責任を問われなければならない。」東京都教育委員会のタツミキミカズはこのように言う。
右翼が、従わない教師に対して嫌がらせをしたこともあった。
「いやなら、日本から出て行け!」学校の外から右翼活動家が叫び、熱くなった論争に火をつける。
これらの規則が日本に大きな混乱を引き起こした。
4月に首都圏の高校あるいは養護学校の教師約180人が、前月の卒業式において「職務義務に反する」行動をしたので処分した、と東京都教育委員会は発表した。
規則には次のようなものがある。
・国旗は式典会場の舞台壇上正面に掲揚する。
・教師は国旗に向かって起立し、国歌を斉唱しなければならない。
教師が確実に規則に従うように、特別の監視要員が学校行事に派遣され、どの教師が起立しなかったか、あるいは国歌を歌わなかったかを記録した。
批判的な人たちは、その法律を「強制された愛国心」と呼び、日本の近代的な民主主義にそぐわないと言う。
英語教師コンドウトオルは、国歌のために起立することを繰り返し拒否した。
数多くの処分を受け、彼は今、減給すると脅されている。
しかしトオルは、その規則が違憲であるという判決を求める訴訟を起こして、反撃している。
「起立したい人は起立して下さい。けれど起立して国歌斉唱をしたくない人にまで強制しないでほしい。」と彼は語った。
「私は起立しません。絶対にしません。」
それらの規則が子供に与える影響を危惧する親もいる。
「彼らは私の子供です。彼らは東京都教育委員会の人質や道具ではありません。」とある母親は言う。
「自分が信じてもいないことを教えるよう強制されている教師によって私達の子供が教育されるのは我慢できません。」
1999年に当時の小渕恵三首相によって提案されたこの法律は、日本の第二次大戦後の歴史の中で、特別な時期に執行されることとなった。
平和主義を掲げる1947年憲法と相容れない紛争に自衛隊員が巻き込まれるのではないかと多くの人が危惧する中、現首相小泉純一郎は、最近、自衛隊をイラクに派遣した。
憲法が、自衛のための戦力を保持することしか認めていないにも関わらず、7月に、国会はイラクの再建を援助するために部隊を派遣することを認める法律を制定した。
しかしながら、この法律は兵員が非戦闘地域にのみ派遣できると規定している。