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★ さすればさんの「「アメリカの自作自演テロという見方もあるが----」(米ABCテレビ)( http://www.asyura2.com/0401/war48/msg/895.html )で紹介されているように、イラク人は爆弾テロに米国の影を見出している。
日本のTVや大新聞は、そのような現地情報には蓋をし(米軍の治安不備批判程度は紹介)、米国政権の“解説”を垂れ流している。
ABCニュースは私も見たが、「事実はどうであれ、イラク人のあいだで反米感情が高まるのは間違いない」と結んでいた。
米国政権のシナリオを現実化するために米軍が裏で糸を引いて「テロ」を繰り返させているのなら、イラクに派兵された自衛隊も、米国政権のシナリオ次第でその標的になる可能性があるということである。(自衛隊の増派や自衛隊に治安活動をやらせたいなどのシナリオ)
※ カルバラの爆弾テロは、爆発の瞬間がTVカメラに収めれている。(絶好のポジションになぜTVカメラがあったのかやCNNやBBCの有名記者がなぜカルバラにいたのかは問わない)
その映像を見てわかるのは、時限装置による爆発や自爆テロではないことだ。6個とも言われている爆弾がものもみごとに同時に爆発している。これは、爆発が遠隔操作で起きたことを示唆する。
本日発売の「日刊ゲンダイ3・5」の2面に現地取材記事が掲載されているので紹介させていただく。
表題:「イラク現地報告:ジャーナリスト森住卓」
見出し:「相次ぐ大規模テロ:反米感情は頂点」
「「黒幕は米国」と現地住民」
記事:
「 イスラム教シーア派の最大の宗教行事「アシュラ」(3月2日)は、文字通り「血のアシュラ」となりました。同時テロによる犠牲者は聖地カルバラとバグダッドの死傷者を合わせると、660人超に上ります。
私が事件を知ったのは午前10時過ぎでした。バグダッドの「カディミーヤモスク」に向かう途中、何台もの救急車に追い越されて“異変”に気付きました。2時間後ようやく、テロ現場の「カーボン寺院」にたどり着きましたが、地元住民らによって道路は完全封鎖されていました。住民は興奮していて、ジャーナリストを見ても襲いかかってくるので、中に入るのはおろか、写真撮影もできませんでした。
その足で現場近くの病院に行くと、足や顔がもげた悲惨な死体がゴロゴロしていた。子供や女性、巡礼に来ていたイラン人もいました。
このテロの背景として、日本のマスコミは「シーア派を敵視するスンニ派過激派の仕業」とイラクの“宗教対立”を指摘しているようですが、現地住民の受け止め方は全く違います。ある男性はこう言っていました。
「アシュラ当日を狙った同時テロの黒幕は、絶対にアメリカだ。宗教や部族対立をあおってイラクを分断、混乱させることで占領政策を強化しようとしているんだ。テロの実行犯は今もCIAの手先になっているアルカイダやモサドに間違いない。アメリカが裏でアイツらを操って、イラクをメチャクチャにしようとしているんだ!」
イラク人の理屈はこうです。米国はイラクが混乱すればするほど、「占領軍」として自分たちが必要とされると考えている。だから、テロの黒幕は米国だとなる。イラクの反米感情は想像をはるかに超えています。米国の占領統治はうまくいくとはとても思えません。」