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(回答先: 自衛隊が、一つも最適じゃないです。まさに現地社会でトラブルメーカーになっているじゃないですか。[首藤議員の質問3] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 2 月 29 日 08:34:34)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001815920040217011.htm
さて、こうしたきょうの一連の質問の最大の問題は、やはり奥さん、井ノ上さんという二人の、現地で本当に駆けずり回って情報を集めていた二人がお亡くなりになったということですね。この事件というものは、時間がたてばたつほど、もう不透明、不鮮明、疑惑のものだらけであるということがだんだんだんだんわかってきました。
まず、そもそもわからないのは、この事件の第一報が総理に伝わったのは一体いつなんですか。外務大臣、いかがですか。
○川口国務大臣 これは、秘書官を通じまして、一報後、それほど時間のたたないうちに、午前二時近かったかもしれませんが、お伝えをしていると思います。
○首藤委員 それが午前二時ですかね。これ、時差の関係でいくと、六時間ぐらいあるとしますと、事件が発生したのは翌日の昼の十二時ですよ。ですから、夕方には当然知っていなければいけない話ですよね。
当然のことながら、定点観測して、十時に出発して、十一時に定時報告して、十二時近くになって奥さんから上村臨代、上村公使の方に電話があったということまでわかっているわけですね。そして、どんなことがあっても二時のCPAのブリーフィングには間に合っていなきゃいけない。来ていないんでおかしいというのはわかりますよね。
午後の二時、最後の点でも午後二時ですよ。午後二時で出席していない。出席していないのが、どこかに魚釣りに行ってあいつ来ないなというんじゃないんですよ。CPAがもうティクリートで一番緊張していたこの時期に来ないというのは大変なことですから、当然のことながら、午後二時、すなわち夕方の八時には官邸に伝わっていなきゃいけないんですよね。どうしてそれが明け方の、時計が十二時を回るまで、シンデレラ時間という時間がありますから、それを超えて伝わるんですか。その間は一体何が行われていたんですか。
○川口国務大臣 これは、現地の時間というか、日本の時間で、私どもに連絡がありましたのは、午前一時ぐらいでございました。そのときの連絡は、米軍から、ティクリート付近において日本人らしい二名が殺害をされ、運転手は重症で意識不明であるという連絡があったという旨の電話連絡があったわけでございます。
それで、大使館と奥参事官と、出発後、電話で連絡をしていたということでございます。それで、電話連絡があって、その後、会議に出席をしているというふうに考えたということではないかと推察をいたします。
○首藤委員 いや、外務大臣、私は、それが本当なのかうそなのか、本当にもうそれを聞いて頭がくらくらする思いですよね。
このときのティクリートを御存じでしょうか。実は、私も同じ時期にティクリートへ行こうと計画していました、準備していました。なぜかというと、このときには情報があって、ティクリートでアメリカが三光作戦をしているということがわかったんです。三光作戦というのは日本が中国でやったことですが、要するに、この地域を焼き尽くすわけですよね。ですから、この地域でアメリカ軍がティクリートの樹木をみんな切り倒していると。砂漠の民にとって木を切られるというのは、それはもうすごい犯罪ですから、大変な問題になっているということで、ティクリート周辺は物すごい緊張関係にあったんですよ。
そこへ、何か会議に行くと言って、しかも音信が不通だと。そんなのが何時間もたたなければ官邸に報告がない。それが本当ならば、この国は危機管理ゼロだということですね。危機管理監なんて方はおられない方がいい。全然体制がなっていないわけですよ。
では、もう一回聞きますよ。それでは外務大臣、これはもう前から言っている質問です。
この奥さん、井ノ上さんが乗っていて被害に遭われた防弾車。防弾車の防弾レベルはどれぐらいのレベルですか。いかがですか。
○川口国務大臣 この防弾レベルにつきまして、これは既に、一番厳しいといいますか一番完全な、そういうレベルではなかったということは申し上げていると思います。
それで、これは安全の問題がございますので、我が国の大使館が在外で持っている防弾車のレベルが何であるかということについては、これは在外公館の人間の安全にかかわりますので、これ以上詳細に申し上げるということはお許しをいただきたいと思います。
○首藤委員 いや、これは非常に関心を持っているんですよ。というのは、十六年度予算にもちゃんと計上されていますよ、十台三億円。だから、それに関して、私は、やはりきちっとした防弾レベルになっていなかった、この一番危険な地域に合っている防弾レベルが本当にどのレベルだったのかを知りたい。そうしなければ、本当にこの防弾車が十台三億円でいいのか、本当はもっと、十台五億円にしなきゃいけないかもしれないわけですよね。それが予算委員会じゃないですか。それが我々の義務じゃないですか。ですから防弾のレベルはどうなのかと聞いているんですよ。