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(回答先: 最後はこの予算枠を、例えばCPAであるとか、例えばハリバートンであるとか、そういうところに我が国の血税が流れていくんじゃないか[首藤議員の質問2] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 2 月 29 日 08:31:36)
http://www.shugiin.go.jp/itdb_kaigiroku.nsf/html/kaigiroku/001815920040217011.htm
しかし、こうした問題も、本当にいろいろな、私たちは準備不足だったということは確かだと思うんですね。
そこで、私は、この問題というのは決して外務省だけの問題ではなくて、例えば自衛隊の問題に関してもそうだと思うんですね。例えば、この間、自衛隊が羊を贈ったと、部族長に羊を贈ったら、別の部族長から、おれにはどうして来ないのかということでもめたということがありますね。それから、自衛隊がキャンプを借りようとしたら、何か一億円を超える借地料を要求されている、こういう問題もありますよね。
しかし、これってアラブの社会では当たり前のことですよね。どうしてこんなことで、例えばアラブの社会において、部族長への贈り物の仕方なんて訓練していないのかということですね。それから、一億円を超える借地料といっても、別に六本木の空き地にサーカス小屋を建てるんじゃないんですよね。どうしてこんなものに、もし本当に一億円も払って、それが国家予算の中から出されるというんであったら、それは石破長官のポケットマネーで出されるなら結構ですが、一億円の借地料なんというのは認められないですよ。どうして、今回の自衛隊が行くに当たって、例えば護衛隊もついていると言っていますけれども、輜重隊はついているのか、それから慰撫、宣撫という、古い嫌な言葉ですけれども、そういうことがきっちりできているのかどうか。どうしてこんなトラブルが今問題となっているのか。
そう考えると、長官が、今までもうずっと日夜十分な訓練を送ってきたので、人道的支援活動に最適だと言っている自衛隊が、一つも最適じゃないです。まさに現地社会でトラブルメーカーになっているじゃないですか。長官、いかがですか。
○石破国務大臣 トラブルメーカーになっているという認識は私は全く持っておりません。
御指摘についてお答えをすれば、一つは、借料につきましては、これはもう委員からもよく御指導いただくことでございますけれども、これはもうアラブの商慣習というのでしょうか、そういうものがあって、それはもう、いいとか悪いとか、日本人の尺度ではかっても仕方がない。最初高いお値段から始まって、どれだけになっていくか、そこにおいていろんな交渉がある、その過程の中に今あるのだというふうな認識を私は持っておりまして、極めて特殊なことが起こった、あるいは準備不足によって予期せぬ事態に直面をしているという感じを私は持っておりません。
また、羊につきましても、これも御答弁申し上げたかもしれませんけれども、どういう方にお配りをすれば一番よろしいか、貧困な方、あるいはいろんな種族を束ねている大部族長、そういう方にお渡しをすることが最もよろしいであろうということであって、これはもう熟慮の末にこうすればいいということで行ったものでございます。
報道についていろいろ私も承知をいたしておりますが、具体的に、おれのところに羊が来なくてけしからぬというようなことが具体的な苦情として寄せられたということは私ども認識をしておらないところでございます。
いずれにいたしましても、先生方の御指導もいただきながら、トラブルメーカーというようなことに間違ってもならないように努力をしてまいりたいと存じます。
○首藤委員 ぜひお願いします。
通常、こういう紛争地で活動する軍隊の場合、もう事前に膨大な準備がされて、もう人道支援団体と長年の交流をやって、そしてこの文化的な対応のためには、文化的なそういうエキスパートが軍隊の中にもいてやるんですよね。古くは、ナポレオンがエジプト遠征したときにもシャンポリオンがついていったように、今の近代的な軍隊というのはもっと本当に、地域の文化人類学を含めて、本当に広い広範なものを持っていないと地域社会との接点はないんですよ。ですから、これを奇貨として、ぜひ急速に対応していただきたいと思います。