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(回答先: 6カ国協議:エネルギー支援で議論 [毎日新聞]【日本が「核凍結」で経済協力を表明!:おいおい、拉致問題は?】※なぜかこの記事が一覧から消えた 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 27 日 01:23:26)
【北京・前田浩智、堀山明子】北朝鮮の核問題をめぐる第2回6カ国協議は26日、北京の釣魚台迎賓館で2日目の協議を行った。韓国が初日に提起した北朝鮮の完全核放棄を前提とした「核凍結」への見返りにエネルギー支援をする案について、中国、ロシアが「参加の用意」を表明、日米両国が「理解と支持」を示した。核廃棄のプロセスを具体的に協議する作業部会を設置することでも基本合意した。しかし、北朝鮮代表団関係者は26日夜、北京の北朝鮮大使館前で記者団に対し、高濃縮ウラン計画を含めた完全核放棄を要求する米国の対応を批判した。米朝の溝は残されたままで、今回の協議が最終合意できるかは予断を許さない。
北朝鮮側の意見表明は午後8時50分から行われた。代表団関係者は、北朝鮮が6カ国協議の中で、「核兵器計画放棄」を表明したことを明らかにした。その上で、「米国は、平和的核活動を含む、すべての核計画を放棄した後、われわれの要求事項について議論する、との立場を示した」と完全核放棄を要求する米国を批判した。ただ、協議については「真摯(しんし)な努力を続ける」と継続する姿勢を示した。
26日の全体会合は午前9時40分から約4時間行われた。北朝鮮が提起した「核凍結」の代償にエネルギー支援や「安全の保証」を求める「一括妥結方式」を中心に議論が進んだ。中国外務省によると、北朝鮮は「核活動を全面的に停止する用意がある」と表明したが、核兵器への転用が容易な高濃縮ウランの計画が含まれるかは明確にしなかった。拉致問題についても話し合われたという。
議長役の中国の王毅外務次官は26日の全体会合の締めくくりに「意見の相違は縮小している」と最終合意への協力を求めた。協議は27日も続けられる。26日は日朝も個別に協議し、核問題で意見交換した。
基本合意に達した作業部会は、6カ国協議の定例化を目指す中国などが強く働きかけていた。メンバーは各国の次席代表クラスになる。北朝鮮の核凍結・廃棄に向けた査察・検証手続きや、北朝鮮が求めているエネルギー支援などの問題について協議し、次回の6カ国協議に向けて各国の意見調整を進めていくことになる。
協議筋は26日、「今後2週間以内に設置することで、各国の意見が一致した」と語った。
第2回6カ国協議の北朝鮮代表団が26日夜、発表した「意見表明」の要旨は次の通り。
一、25、26の両日、朝米間の核問題解決のための目標と、その履行のための第1段階の措置について議論した。
一、会談は実務的な雰囲気の中で進んだ。会談の過程を通じ互いの立場が理解できた。
一、米国が対(北)朝鮮敵視政策を放棄すれば、核兵器計画を放棄するとの立場を明確にした。
一、「言葉と言葉」の公約とともに、履行の第1段階の措置として、核兵器計画を凍結すれば、米国はそれに対応する措置をとるという問題を提起した。
一、しかし米国は、われわれの柔軟な立場にもかかわらず、「まず核放棄」の立場に固執し、「平和的核活動を含む、すべての核計画を放棄した後、われわれの要求事項について論議する」との立場を示した。
一、これにより問題解決の突破口が開けずにいる。わが代表団は問題解決のため、真摯(しんし)な努力を続ける。【北京・堀山明子】
[毎日新聞2月27日] ( 2004-02-27-01:01 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040227k0000m030115002c.html