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【北京・前田浩智】北朝鮮の核問題をめぐる第2回6カ国協議は26日、北京の釣魚台迎賓館で2日目の協議を行った。全体会合では、韓国が初日に唱えた北朝鮮の完全核放棄を前提とした「核凍結」の見返りとして条件付きでエネルギー支援をする案に対し、中国、ロシアが参加の用意を表明、日米が「理解と支持」を示した。ただ、北朝鮮にとっては検証受け入れなど厳しい条件もついており、今回の協議で合意するか余談を許さない。
26日は約4時間にわたって全体会合を開いた。北朝鮮が提起した「核凍結」の代償にエネルギー支援や「安全の保証」を求める「一括妥結方式」を中心に議論が進んだ。協議筋によると、日米両国は、高濃縮ウラン計画画の存在を北朝鮮が認め、「完全で検証可能かつ不可逆的な核廃棄」を表明することが先決と主張。外務省の薮中三十二アジア大洋州局長は北朝鮮がこれに応じれば、経済協力などの用意があることを説明した。
これに対し、北朝鮮は「核活動を全面的に停止する用意がある」と表明したが、高濃縮ウラン計画が含まれるかどうかは明確にしなかった。
一方、北朝鮮が25日の協議で米国が対北朝鮮敵視政策を変更することを前提に「核抑止力」を放棄できるとの立場を示していたことが分かった。北朝鮮の金桂冠(キムゲグァン)外務次官は同日の基調発言で、「核問題は米国の敵視政策の産物であり、米国が敵視政策を放棄すれば、それを永久に保持するものではない」と述べたという。
[毎日新聞2月26日] ( 2004-02-26-22:42 )
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20040227k0000m030115000c.html