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【イラク派兵】自衛隊・番匠幸一郎群長、5・15事件記念日に政治セミナーで有事法制推進発言【自衛隊法違反容疑】
http://www.asyura2.com/0401/war48/msg/542.html
投稿者 とこしえ 日時 2004 年 2 月 23 日 02:19:38:CkkAw/nLbPHJc
 

[写真]http://www.tokyo-np.co.jp/00/sei/20040202/200402TOP.jpg
石破防衛庁長官から隊旗を受け取る「イラク占領部隊」の番匠幸一郎群長=東京新聞・岡本宏氏撮影

 自衛官は、自衛隊法と政令によって、「集会その他多数の人に接し得る場所で又は拡声器、ラジオその他の手段を利用して、公に政治的目的を有する意見を述べること」や「政治的目的を有する文書を多数の人に対して朗読し、若しくは聴取させること」等を禁じられている。

(政治的行為の制限)
第61条 隊員は、政党又は政令で定める政治的目的のために、寄附金その他の利益を求め、若しくは受領し、又は何らの方法をもつてするを問わず、これらの行為に関与し、あるいは選挙権の行使を除くほか、政令で定める政治的行為をしてはならない。
http://skycgi.zero.ad.jp/〜zah54731/peace21/00/law_index.cgi?36

自衛隊法施行令
(昭和二十九年六月三十日政令第百七十九号)
(政治的行為の定義)
第八十七条 法第六十一条第一項 に規定する政令で定める政治的行為は、次の各号に掲げるものとする。
一  政治的目的のために官職、職権その他公私の影響力を利用すること。
二  政治的目的のために寄附金その他の利益を提供し、又は提供せず、その他政治的目的を持つなんらかの行為をし、又はしないことに対する代償又は報酬として、任用、職務、給与その他隊員の地位に関してなんらかの利益を得若しくは得ようと企て、又は得させようとし、あるいは不利益を与え、与えようと企て、又は与えようとおびやかすこと。
(中略)
十一  集会その他多数の人に接し得る場所で又は拡声器、ラジオその他の手段を利用して、公に政治的目的を有する意見を述べること。
十二  政治的目的を有する文書又は図画を国の庁舎、施設等に掲示し、又は掲示させ、その他政治的目的のために国の庁舎、施設、資材又は資金を利用し、又は利用させること。
十三  政治的目的を有する署名又は無署名の文書、図画、音盤又は形象を発行し、回覧に供し、掲示し、若しくは配布し、又は多数の人に対して朗読し、若しくは聴取させ、あるいはこれらの用に供するために著作し、又は編集すること。
(以下略)
http://skycgi.zero.ad.jp/〜zah54731/peace21/00/law_index.cgi?36

  しかし、自衛官や予備自衛官のなかには、これらに公然と違反し、政治的発言や行動を繰り返す輩が後をたたない。

  「第1次 イラク復興支援群」群長の番匠幸一郎も、まさにその一人だ。

 番匠は、2002年5月15日(まさに5・15事件の70周年、犬養毅没後70周年の日)、民主党右派政治家、旧同盟系「民社協会」、荒木和博(「救う会」全国協議会事務局長)等と繋がりの深い洗脳セミナーハウス「富士社会教育センター」において、当時、国論が分かれていた有事法制に関して、推進の立場から「なぜ有事法制は必要か」なる講演を行っている。

財団法人富士社会教育センター 平成14年度事業報告(PDF・132kB)
2.教育総合研究所
A 時局研究会は、朝食会をかねて講師を招き時局的な問題について講演を頂くものです。今年は45名の通算参加申し込みを頂き、労組間の交流も含め隔月に6回開催いたしました。
第31 回 5 月15 日 番匠幸一郎先生(防衛庁陸上幕僚監部防衛班長)「なぜ有事法制は必要か」
第32 回 7 月22 日 百地 章 先生(日本大学法学部教授) 「憲法論議ここがポイント」
第33 回 9 月25 日 荒木 和博先生(拓殖大学海外事情研究所助教授)「誰が歴史を歪曲したか」
第34 回 11 月25 日 中野 寛成先生(衆議院議員/民主党幹事長)「民主党は何を目指すか」
第35 回 1 月22 日 草野 忠義先生(連合事務局長)「連合のこれからの方針と課題」
第36 回 3 月14 日 佐瀬 昌盛先生(拓殖大学海外事情研究所所長)「日本の安全をどう守るか」
http://www.e-fuji.or.jp/file01/4houkoku.pdf

  「富士社会教育センター」は、公益法人で、社会教育活動団体ということになっているが、実際は、民主党右派と旧同盟系右派労組の政治組織で、最近は、荒木和博(「救う会」全国協議会事務局長)ら改憲右派勢力との繋がりを強めている。運営の主体は、実質、富士政治大学校としての活動が主で、旧同盟系右派労組の幹部養成機関となっている。

 富士政治大学校は、一九六八年八月に財団法人として認可された「富士社会教育センター」が翌六九年一〇月に開設した機関である。第一期の「特別労働講座」から、同盟系ならびにJC系【金属労協のこと。鉄鋼・金属・自動車・電機・造船などの単産が組織した国際的労働団体-引用者注、以下同じ】の労組が若手の職場活動家を派遣している。同校では当初から「活動家養成講座」や「幹部研修講座」が開設されている。そこでは「進歩的な市民を発掘し、これを闘う民主主義者に養成する」ことが目的とされ、その「最大の相手は共産主義に立つ人々」とされた。
ハ 同校には創立者西村栄一【創立当時の民社党委員長】の「遺訓」をもとにした『三訓五戒』が掲げられ、「己をすてよ」「けじめをつけよ」のスローガンのもとに、「評論家的民主主義者ではなく行動的民主主義者を」育成することが強調された。実際の講座を見ると、「かけあいコール」で「絶叫」による「興奮」を味わい、参加者は「演壇」「訓練」で批判派を実力で「撃退」する「訓練」を受けた。
http://satou-labo.sci.yokohama-cu.ac.jp/030710taira.htm

 創立者・西村栄一の三男が、あの建国義勇軍テロ事件の犯人と親密な関係にある民主党右派・国会議員の西村真悟である。

財団法人 富士社会教育センター役員名簿(案)http://www.e-fuji.or.jp/file01/yakuin.pdf

 こんな政治的洗脳団体の講演会の講師を引き受けるのは、自衛隊法に違反する行為といわざるを得ない。
 いわくつきの団体の講師を買って出る番匠とは、いかなる人物なのか。追跡してみると、自民党・国防族との癒着が浮かび上がってくる。

派遣隊長と国防族の深い仲
2004.02.05 赤旗 02頁 

 小泉純一郎首相も出席して一日に開かれたイラク派兵部隊への隊旗授与式。NHKが昼のニュースで延々と実況中継し、自衛隊広報機関と化したありさまに驚くとともに、隊旗を渡す側と受け取る側をみてびっくりしました。

 隊旗を受け取ったのは、番匠(ばんしょう)幸一郎一等陸佐。おととし十二月まで、陸上幕僚監部の防衛課防衛班長として、方針立案の中枢にいた人物です。陸上自衛隊が米国との人脈づくりに力を入れ出したころ、米陸軍の戦略大学、ハワイにあるアジア太平洋安全保障戦略研究センターなどに出向した経歴をもちます。

 今回の本隊隊長の任命も、「米英軍と交渉できる人物」(防衛庁関係者)だからというのも理由の一つにあげられています。

 しかし、それ以上に印象に残っているのが、自民党の「若手国防族」との深いつながりです。防衛庁関係者は「石破氏(防衛庁長官)を囲む勉強会の常連だった」と証言します。隊旗を授与した側と受け取った側が一緒に勉強会をしていたというのです。中谷元・前防衛庁長官とも防衛大学校の同期です。

 憲法改悪、集団的自衛権の行使、専守防衛の見直しなどを主張する「若手国防族」と、イラク派兵部隊の隊長とのつながりは、不気味な動きを感じさせます。(藤)
しんぶん赤旗

番匠 幸一郎(ばんしょう・こういちろう)1958年1月5日、鹿児島県生まれ。46歳。防衛大で国際関係論を専攻し1980年に卒業。同期に中谷元・前防衛庁長官がいる。第30普通科連隊に配属後、82年に富士学校のレンジャー課程に入校。その後、総合商社・丸紅、外務省北東アジア課に出向。99年から米陸軍戦略大に留学。翌年からハワイのアジア太平洋保証研究センターで研修を受けた。陸上幕僚監部から02年12月、陸自第3普通科連隊長兼名寄駐屯地司令に着任。家族は妻と子供が2人。
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/hochi/news/feb/o20040201_20.htm

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