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本日発売の「日刊ゲンダイ」2面の記事より:
見出し部:「外交官2人射殺事件:米軍誤射説 国会で再燃 − 2ヶ月たっても銃弾の正体明かせぬ政府に疑惑深まる − 」
本文:「昨年11月に起きた奥克彦参事官と井ノ上正盛書記官の外交官殺害事件。あれから2ヶ月近くになるが、きのう(26日)の衆院予算委員会で捜査が全然進んでいないことが明かになった。仰々しく遺体を帰国させた日本政府は、司法解剖までしておきながら、いまだに2人の命を奪った銃弾の“正体”さえ分からないというのだからビックリだ。
「銃弾の口径は5.45ミリ、5.56ミリ、7.62ミリ、9ミリ、12.7ミリの5種類だけ。2人の遺体に残っていたのはどれか」−−民主党・首藤信彦議員は予算委でこう質問した。答弁に立った小野清子国家公安委員長は「可能な限り公表したいが、詳細については鑑定中」と逃げるばかりだった。昨年12月16日の参院外交防衛委員会でも「鑑定中」だったから、1ヶ月以上も鑑定に手間取っていることになる。
日本の警察は、これほど非科学的で三流なのか。元警視庁巡査部長でジャーナリストの黒木昭雄氏が言う。「何口径か調べるのにかかる日数は、長くても1週間。まれに、銃弾がゆがんでいたり砕けていて、口径が分からないというケースはあります。しかし、それなら『不明』となる。事実を公表すると大きな不利益が生じかねないから『鑑定中』にしているのでしょう」
2人の外交官が乗っていたランドクルーザーは、左側の窓には複数の弾痕が残るが、右側の窓にはない。そこで首藤議員は「犯人は高いところから撃っている。となると自足100キロで走るピックアップトラックの上に仁王立ちして撃ったか、米軍の装甲車両に搭載された小銃から撃ったかの2つ」と推測してみせた。狩りにテロリストが仁王立ちして撃ったとすれば、口径くらいさっさと公表できるだろう。
昨年9月、外交官殺害事件の現場に程近いティクリット郊外で、者列に追い越しをかけるイタリア人外交官の車を敵と勘違いした米軍が発砲し、イラク人通訳が死亡するという事件が起きている。それだけに疑惑は深まるばかりだ。弔慰金と称して、政府から1億円以上を渡された遺族も、真相の究明を望んでいるのではないか。」