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日本・藪中vs北朝鮮・金桂寛“前哨戦” --- 歓迎会合で拉致個別協議へ
北朝鮮の金桂寛外務次官(AP)
薮中三十二・アジア大洋州局長
【北京24日=夕刊フジ特電】前哨戦で早くも火花か−。6カ国協議を25日に控え、ともに首席代表である日本の薮中三十二・アジア大洋州局長と北朝鮮の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が24日夕、北京で拉致問題について協議する可能性が浮上してきた。
11日から3日間の日程で平壌で開かれた日朝高官協議では、金正日(キム・ジョンイル)総書記の最側近、姜錫柱(カン・ソクジュ)第1外務次官をひっぱり出すことはできたが、直前に成立した改正外為法で北側が態度を硬化させた。
「拉致被害者の家族の無条件帰国」を主張する日本側に対し、北側は「日本が被害者5人が平壌に戻るという約束をほごにした」と譲らず、原則論の応酬に終わった。「継続協議」以外の収穫はなかった。
関係者によると、日朝の接触が実現するのは、ホスト国の中国が主催する釣魚台国賓館での歓迎レセプションの席上。
日本側は6カ国協議の基調演説の冒頭に拉致問題の解決を提議する方針で、レセプションでも北側に日朝間の個別協議を打診する。早ければ3月中の継続協議の再開を目指したい考えだ。
北側はこれまで、6カ国協議で日本側が拉致問題を取り上げた場合、「日本側の出席を拒否する」と強硬姿勢を崩しておらず、どこまで踏み込んだ個別交渉に応じるかは微妙な状況だ。
6カ国協議で最大の議題「核問題」では、金次官が今月上旬、中国側の首席代表である王毅(ワン・イー)外務次官に「核開発の全面廃棄を約束する用意がある。第1段階としての核の凍結」という方針を伝達。各国とも「北の真意」を慎重に見極めるため、協議を重ねている。
ZAKZAK 2004/02/24