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(回答先: 又、始めたよ、官邸が「馬鹿増すゴミ」を使っての世論操作 投稿者 愚考 日時 2004 年 2 月 16 日 13:31:51)
小泉純一郎首相が15日、田中均外務審議官らに拉致問題の早期解決を指示した背景には、これ以上、解決に手間取れば、国内世論のいら立ちが政権批判につながりかねないという強い警戒がある。政府間協議のルートが維持されたことにはひとまず安堵(あんど)しているが、問題が長期化すれば成立した改正外為法に基づく経済制裁の発動論も含めた強硬論が政権内で台頭するのは確実だ。対北朝鮮政策での「対話」と「圧力」のバランスに従来以上に苦慮しそうだ。
東京都内のレストラン個室で15日午後に行われた田中氏、薮中三十二アジア大洋州局長の首相への報告で注目されたのは、午前中に両氏から報告を受けた福田康夫官房長官が自ら進んで同席したことだ。今回の交渉は田中氏の対北朝鮮パイプを評価する福田氏が後ろ盾となったとみられるだけに、福田氏の強い自負を反映したものと言える。
拉致問題は首相にとって依然として政権の求心力に直結する課題であり、報告会は首相が田中氏らに質問する場面が目立った。政府関係者は「小泉内閣の支持率5割は構造改革ではない。北朝鮮への対応の評価だ」と語るが、裏を返せば対応を誤れば批判の矛先は一気に政権に向かう。首相が「容易じゃない」と語ったのも、問題の切実さを感じているからだ。
首相側近の細田博之官房副長官は15日の講演で「北朝鮮は大変ひどい国」と拉致事件を改めて批判。拉致問題が長期化の道を進めば、政府・与党内で「圧力」路線への傾斜を求める声がさらに強まりそうだ。不調に終わった日朝政府間協議の結果を踏まえ、「強硬派」と目される安倍晋三・自民党幹事長と薮中氏のラインに交渉の軸足が移行するとの見方も出ている。【古本陽荘】
[毎日新聞2月16日] ( 2004-02-16-01:34 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/seiji/20040216k0000m010093000c.html