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(回答先: 「民兵組織結成が目的」と中村被告=輸送車襲撃事件控訴審−名古屋高裁 [時事通信]【八王子スーパー実行犯と疑われている男:赤報隊メンバー??】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 2 月 04 日 19:49:27)
名古屋市の銀行で02年11月、現金輸送車を襲い、警備員に発砲したとして強盗殺人未遂などの罪に問われている中村泰(ひろし)被告(73)の控訴審第2回公判が4日午後、名古屋高裁で開かれる。東京・新宿の貸金庫などに銃器15丁と約1000発の銃弾を隠し持ち、周囲に「戦闘準備のため」と語る中村被告とは。謎の多い半生を追った。【川辺康広、長谷川豊、宮川裕章】
中村被告は1審で懲役15年の判決を受けたが「殺すつもりはなかった」と控訴した。先月の控訴審初公判では、新宿や大阪市内の貸金庫などに隠し持っていた15丁の銃器が自分のものであることを認め、この15丁の銃器をあえて証拠申請した。「拳銃のプロ」だと示すことで、殺意がなかったことを立証するためだという。
「他の犯罪者と私の大きな違いは、優秀な銃を持ち、それを使いこなす技量があること。致命傷を負わせない自信があった」。高裁に提出した陳述書でそう述べた。銃器所持の理由は「民兵組織を結成した時の戦闘準備のため」と周囲に説明している。
冒頭陳述などによると、中村被告は1930年に東京で生まれた。疎開先の水戸市の県立高校を卒業し、東京大理科2類に入った。しかし薬品会社からペニシリンなどを盗む事件を起こし、中退した。
56年、国内でテロ活動を行う武器や資金を調達する目的で銀行強盗に入ったが失敗し、乗用車で仮眠中に職務質問された警視庁武蔵野署の巡査を射殺。殺人罪で無期懲役判決を受けた。
76年に千葉刑務所を仮出所後、名古屋の事件で逮捕されるまでの足取りは不明な部分が多い。
この間、東京都立川市の都営アパートで父親と暮らし、87年に父親が死亡した後は、遺産を元手に商品先物取引で生計を立てていたという。96年ごろから、服役中に知り合った知人(故人)が所有する三重県名張市の住宅で生活した。ところが、住民票だけは97年に豊島区池袋、98年には神戸市へ移されている。
周囲には「名張へ移ったのは活動から引退し、余生を送るためだ。池袋や神戸に住民票を移したのは単なる名目上の移転だった」と漏らしているが、真意はわからない。
[毎日新聞2月4日] ( 2004-02-04-15:00 )
http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040204k0000e040064000c.html