現在地 HOME > 掲示板 > 雑談専用8 > 941.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 怖くなってきました。 投稿者 現在無色 日時 2004 年 4 月 20 日 06:24:52)
みなさん、いろんなお話ありがとう。すごく参考になりました。少しサンプルが欲しかったけど。
雑談じゃ無くなっちゃってつまらんけど、まとめです。
日本人は、所属する集合−世間−のことが気になってしかたないようだ。かつては個人が共同体に属し、それに依存しなければ生きられなかったのだろう。そんな生活が長かったために、意識の深いところで集合の状態に反応してしまうのかもしれない。いや、今現在もそれに反応するように育てられ、互いに模倣、律する状態を維持しているのように思える。意見にしても、個々人意見の積み上げではなく、全体を支配する不文律の意識というあやふやなものが尊重される。
なので私たちは、所属する集合に問題が生じると、不安から感情的になってしまうようだ。感情的になってしまった人は、不安の原因人物を排斥しようとしたり、転向させようする。逆の形として自らが新しい集合を作ろうする。感情的ゆえに、積極的な相互理解によって、自分や相手との意見の接近を図ろうとする行動は少ない。したがって集合は分割するか、分割が叶わない場合は不満や反抗を押さえつける方向に向かってしまう。
また、人が集合の意識に依存するため、個々人が確固たる意見を持たず、意見の応酬が人格の攻撃へ転化してしまう。このことも人を感情的にさせる。
とりあえず 衝動に駆られた時の回避案
感情に支配されている事を自覚する必要があるだろう。これは自覚できるハズなので、何が原因なのか考えてみる。冷静になれない時は、これは体面の問題だと思考を切り変えるのが良いと思う。感情的であるかぎり、正しい答えは得られない。
相手方が感情的になっていると思われる場合、そのこと伝えて冷静になれるように勤めよう。相手の意見の理由まで考えて、肯定できる部分はすべて肯定の意思を示そう。意見は、あくまでも意見であり相手を蔑むものではない事を、くどくても伝えたほうが良いと思う。
意見の対立が埋らず集合の分割がやむをえない場合でも、同意できた部分で目的を再考し全体集合は残すべきである。分裂するだけでは対立を生むだけに思える。
本人が納得し、転向することによって集合が保たれるのは、現実的だ。でも納得が同意であるとは限らない。圧力に屈しているのかもしれない。十分注意したい。
集合の意味や目的を再確認し、それを修正して集合を保つ方法は大変である。しかし成功すれば集合はより安定し亢進する。
極端ですが例として、鯨に関する研究者の集りがあったしよう。ある者は知能が高い鯨とは友達になれると言い、ある者は鯨は大和煮が美味いと言った場合、感情的な次元での対立は避けがたく一緒にいるのもイヤかもしれない。だからといって食う派と愛護派で完全分裂してしまったら損失は大きい。共通の鯨の研究をするという目的で集まりを保つのがベターだ。当面食事は一緒に出来ないかもしれないが、致し方ない。しかし大枠の集まりは維持出来たので、今後解りあえる時が来るかもしれない。多様な価値観を理解することも大切だ。
「和」は積極的な相互理解を常にこころがげないと、失われてしまうので注意しましょう。
One Nation Under a Groove ---- by Funkadelic