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京都丹波町の浅田農産船井農場での鶏の処分は、もちろん府の家畜保健衛生所職員が指導しながらでしょうが、事務職系の職員を動員しているようです。当然生きた?鶏に触るのも初めてなら、農場に入るのも初めてという職員が、歴史的な防疫作業の中心を担っているのが現状です。なぜ自衛隊はぐずぐずしているのでしょうか?イラクへは憲法も無視して行くのに、日本人の生命が瀬戸際というときに「災害救助」のカテゴリーに入るかどうか?検討する。など悠長なことを言っています。
隣の韓国やタイでは、鳥インフルエンザと決定後は素早く軍隊が対応しました。
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インフルエンザが発生した京都府丹波町の採卵養鶏場「浅田農産船井農場」は2日、府職員らによる鶏の殺処分と回収が始まって3日目を迎えた。これまでに動員された府職員は延べ約420人。大量の死がいを前に、慣れない作業で疲労がたまる。鶏舎内の生々しい様子も、府職員をたじろがせている。
「鶏舎の内部は静まり返っていた。意外だった」。1日、作業した堀口智史会計課主幹(44)は、鶏舎内部の不気味な印象を話す。堀口さんは午前10時半ごろから昼過ぎまで、鶏を袋に詰める作業をした。ケージの鶏のほとんどはすでに死んでいたという。
「空気は生ぬるく、湿気のせいかゴーグルがすぐに水滴でベトベトになった。鶏を入れる袋は、つめやくちばしに引っかかって破れやすく、(炭酸ガスで)安楽死させるのも時間がかかった。1回1時間半の作業が限度」と振り返った。
府は、感染拡大を防ぐため、各課から募った20代から40代の職員を連日大量に動員し、鶏の回収を進めている。しかし、1日まで2日間の回収量は約9000羽。いつになったら20万羽すべてを回収できるか、めどが立たない状態だ。
商工振興課の綾城義治主任(42)は「これまで事務が中心で、鶏に触れるのは初めての経験。事前に説明を受けたので、健康の不安はなかったが、防護服に二重の手袋、ゴーグル、防疫用マスクをはめると、蒸し暑くてしかたなかった」という。作業中は水も飲めない。「逃げ出そうと暴れる鳥もいて、かわいそうだったが、やむを得ない処置」と割り切った。
「予防薬を飲み、説明は受けたが、本当に大丈夫か、とやっぱり思った」。農村振興課の井戸本典雄企画主任は打ち明ける。鶏舎の通路は1人がやっと通れるだけの狭さで、処分した鶏を詰めた袋がすぐ山積みになり、作業を遅らせた。
白い防護服は、紙とビニール製。作業の途中でまたの部分が破れた。鶏のくちばしや、ケージに引っかけて、服を破る職員もいた。「府民のためだから、やるしかない。だけど、こんなに住民や農家に迷惑をかけた業者は、やっぱり許せない」と憤った。 (京都新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040302-00000017-kyt-l26