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経済産業省が27日発表した1月の鉱工業生産指数(速報、2000年=100、季節調整値)は前月に比べ3.4%高い101.2で2カ月ぶりに上昇した。デジタルカメラなどデジタル家電や自動車関連が好調。指数は2000年12月以来、3年1カ月ぶりの高水準になった。同省は基調判断は5カ月連続で「持ち直しの動き」とした。
業種別では電子部品・デバイスが4.8%、一般機械が3.4%、化学も4.5%上昇した。情報通信機械は年末商戦の一服で0.6%低下したが「基調は悪くない」(調査統計部)。
出荷指数は103.7と2.5%上昇し、現行基準での最高水準を更新。在庫指数は89.2、在庫率指数は92.3とそれぞれ1.3%、2.5%低下し、いずれも現行基準で最低となった。
生産活動の先行きを示す製造工業生産予測指数は2月に4.1%低下、3月は0.7%の上昇を見込んでいる。経産省は「流れは引き続き良いが2月は1月の反動で減速するなど、一段と良くなる状況でもない」としている。 (12:00)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040227AT1F2700527022004.html