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【ベルリン=宮明敬】欧州で最も豊かな国と思われてきたドイツの1人あたりの国民所得が昨年、初めて欧州連合(EU)平均を下回ったことが明らかになった。
ドイツは高速道路課金システムの開発失敗などで自国の技術に対する自信も失いかけており、「先進技術の豊かな国」というイメージが次々と崩壊している。
英エコノミスト誌最新号(21日付)によると、2003年のドイツの1人あたりの国民所得は、EU平均値を1%下回り、加盟15か国中、下から5番目となった。西独時代の1980年代には平均を20%も上回る豊かさ。東西ドイツ統一直後でも9%上回っていただけに、初めて「EU内の貧国」になったことは、国民にショックを与えている。
ドイツは過去10年間、景気低迷や失業率増大に苦しみ、欧州景気の足を引っ張る“劣等生”とまで言われるようになっていた。同誌は「5月に(貧しい)旧東欧圏など10か国がEUに加盟すれば、ドイツはまた平均以上になるだろう」と皮肉っている。
(2004/2/21/00:00 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040220id27.htm