現在地 HOME > 掲示板 > 議論16 > 909.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: Re: 「開かれた地域共同体」のイメージづくり、呼び水としての江戸社会 投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 04 日 18:46:48)
あっしらさん、どうもです。
あっしらさん:「やり取りが弾まないかたちになっていることに恐縮しています。」
これは「一杯やりながら」というシチュエーションの方がいいのかもしれませんね。
辛抱強く、やっていきましょう。
あっしらさん:「おかしな言い方ですが、ここで書き込みを続けているのは、持論に支持を得たいからではなく(得るに越したことはないが)、読んでもらうことで感じ方や見え方が変わることを期待しているからです。
(別に自分と同じ感じ方や見え方になって欲しいというわけではありません。学校教育を受けたならば醸成されているはずの観念体系に基づいて感じることや見えることに疑いをもって欲しいというだけです)」
私も被害者のひとりなので、その思いはよくわかっています。
あっしらさんの「教育成果」は決して小さくないはずです。
ただ、ひとつアドバイスができるとすれば、偽悪的ともとれるレトリックは
使いすぎに注意してください。あれで情緒的対応がわかれ、その時点で
「引いてしまう」読者が少なくないと思います。
あっしらさん:「いろいろなスタイルのひとがいるほうが視点や切り口が多様になって面白い議論ができるので歓迎です。
たぶん、それに「もうあきちゃった」ら、エロスへの希求も弱まり、「開かれた地域共同体」や「国民経済主義国家社会」を語ることにもあきちゃうだろうと思っています。
独り身ゆえに、頭のなかを飛び交う思いを文章化するムダ(労苦)を呪っております(笑)「オレの頭のなかを勝手に覗いてくれよ。著作権フリーだから自由に使ってよ」などとも...」
あっしらさんって独り身だったんですか。そんな感じはあったんですが、
それで、あの膨大な労力を可能にする生活基盤を理解できました。
脱線しました。
「もうあきちゃった」は「ロゴス」→「かたち」への歩みも必要な時期に来ている
のではないかという意味でしたが、私などよりずっと、ここに長いあっしらさんの
現状認識を尊重します。
まっくす:「でも、それはそろそろ阿修羅で合意形成されてますよね。
みんな次の展開を望んでいるんじゃないでしょうか?」
あっしらさん:「それがそうでもないのかなと思っています。
「自作自演テロ劇」さえ使って強欲の実現を推し進める支配層という認識は多数派のように思えますが、じゃあ、それに代わる「人々の統合形態」は?となると様々なイメージではないかと推測しています。
失礼な物言いになりますが、非難しているわけではないことをご理解いただきたいのですが、「現実へのプロテスト」や「現実の奥にある見えない背後を知ること」で終わっているような気がします。(共産党員など政治活動家は別として(笑))
(反資本主義であるはずの共産党力でさえ(だからこそかもしれませんが)、政策の重心位置を変えるレベルしか提起できず「今に代わるもの」は遠い将来のお話(抽象論)としてしか語りえないのが実状です。非共産党も、権力奪取を超える論は提示できないお寒い状況です)
「近代」の観念体系浸透は実に重いものがあると実感しています。」
この辺の現状認識についても、あっしらさんの貴重な意見として尊重します。
私なんか勝手に浮世の勤めを半分引退しちゃったんで、「悪魔崇拝の片割れ」のまた
片割れくらいなんです(笑)。
そういう目で「全体」を眺めていると、やっぱり浮世離れしているのかもしれません。
ただ、「『近代』の観念体系浸透は実に重いものがある」の実感は私のものでも
あります。今後も微力ながら「除脳」活動に協力します。
あっしらさん:「江戸期についても、この阿修羅でさえまだまだ、「遅れた暗い非文明社会」というイメージが強く残っていると思っています。」
教育の弊害ですね。あと、いま一線にのさばっている見苦しい大人たちは
江戸っ子の対極にいますから、生きたサンプル数が少ない点も問題です。
あっしらさん:「“現物”は存在しないわけですから、言葉のやり取りを通じて形成される概念イメージで江戸期を捉え直す必要がありますが、それがまたなかなか難しいことだと思っています。
ほんとうは、今を生きているそれぞれの日本人が内に抱えているメンタルを見つめ直せば(欧米のそれと比較しながら)、けっこうなところまでわかるはずだとは思っています。
どういう「次の展開」を望んでいるのか、断片的な表現でもいいからみなさんに提起していただければと思っています。
Mさんがまっくすさんに呼応されて皆さんに呼びかけられているので、それに期待しています。」
とりあえず、いろいろ出てきたものに対して、位置づけというか俯瞰図を示すのが
あっしらさんや私の役割ではないでしょうか?とにかく最初は「整理」することが
重要かもしれません。
私を硬派な人だと誤解している読者がいると困るんであらかじめて言っておきますが、
私は「いいかげん」な人間です。次の2つの意味で「いいかげん」です。
・理詰めで押す能力がない。
・単一統合原理が嫌い。
前者が「エロス」として表象され、後者が「貨幣提案」として表象されています。
(いつか、この辺を踏まえて「量子論的人間論」を書いてみたいと思います。)
あっしらさん:「「間に合わない」という感覚とともに、行くところまで行った条件を使う手もあるという思いもあります。(このへんも「悪魔崇拝の片割れ」である所以です)
ただ、行くところまで行く現実過程が生み出す政治的経済的問題は見逃すことができないと思っているので、早いに越したことはないと考えています。」
はい、いつかも言いましたが、「堕ちるところまで堕ちる」しかないか、
腰が重いのは長所でも短所でもあるから、辛抱強くつきあうしかないという
感覚は共有しています。
私にはあっしらさんほど論理への愛や教育者資質がないということかもしれません。
なんせ「悪魔崇拝のクォーター」ですから、その分薄まってるわけです。
私としては「行くところまで行く現実過程が生み出す政治的経済的問題」が何とか
ならないか、Mさんにでも相談してみますか(笑)?
追伸、
江戸期の貨幣、政治的分配問題のほう、いま勉強中です。
少し時間をください。
Mさん、いつも的確なアシスタンスありがとうございます。