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Re: 「開かれた地域共同体」のイメージづくり、呼び水としての江戸社会
http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/900.html
投稿者 あっしら 日時 2004 年 4 月 04 日 18:46:48:Mo7ApAlflbQ6s
 

(回答先: Re: 「開かれた地域共同体」のイメージづくり、呼び水としての江戸社会 投稿者 まっくす 日時 2004 年 4 月 04 日 09:52:51)


まっくすさん、どうもです。

やり取りが弾まないかたちになっていることに恐縮しています。

私にとっては、「国民経済主義国家社会」も「開かれた地域共同体」も「自己愛説」も「陰謀論」も「長壁問題」もまったく同じ“一つのこと”です。


「自己愛説」や「長壁問題」は、議論を通じて多くの他の人たちとどこまで論を共有できるようになれるのかの実験場だったとご理解ください。
まあ、自分の説明でどのような世界観を持っている人ならば理解してもらえるかを確認しました。
(私の論に賛成するとか共感するとかではなく、論としてきちんと理解してもらえるかどうかです。説明の至らなさも重々承知していますが、観念体系(イデオロギー)の壁も痛切に感じました)

おかしな言い方ですが、ここで書き込みを続けているのは、持論に支持を得たいからではなく(得るに越したことはないが)、読んでもらうことで感じ方や見え方が変わることを期待しているからです。
(別に自分と同じ感じ方や見え方になって欲しいというわけではありません。学校教育を受けたならば醸成されているはずの観念体系に基づいて感じることや見えることに疑いをもって欲しいというだけです)

この間の「議論版」の経緯をまっくすさんは「ニヤニヤしながら眺めて」いるだろうなあ、Mさんは「しょうもないことにのめり込んでアホやな」と思っているだろうなと勝手にときどきイメージしていました。

まっくすさん:「でもスタイルの違いというんでしょうか、
私には「ロゴス」で押していく意欲も気力もありません。
口角泡飛ばす!みたいな頃もあったですが、
「もうあきちゃった」んですね。
この気分が、あっしらさんに投稿したきっかけともいえます。
「そろそろ、そっちはいいんじゃないの?」というお誘いというか。」

いろいろなスタイルのひとがいるほうが視点や切り口が多様になって面白い議論ができるので歓迎です。

たぶん、それに「もうあきちゃった」ら、エロスへの希求も弱まり、「開かれた地域共同体」や「国民経済主義国家社会」を語ることにもあきちゃうだろうと思っています。

独り身ゆえに、頭のなかを飛び交う思いを文章化するムダ(労苦)を呪っております(笑)「オレの頭のなかを勝手に覗いてくれよ。著作権フリーだから自由に使ってよ」などとも...

まっくすさん:「根っから「お気楽」民族である日本人が、不得手な「あたま」主義の蔓延する世界に半ば強制的に引きずり込まれ、「負けながら勝ち続けている」歴史を
「近代」と呼ぶなら、そろそろ「お開き」にするきっかけは、こちらから
言い出す必要があります。

その場合、「象牙の塔」にも「マネーの虎」にもなじめない私のような人間には、
「貨幣」という"技術"にしか希望は残されていませんでした。
何度か書いてきたように、ひとつの「あたま」(思い込み、あるいは願望)を
根拠に、別の「あたま」に打ち勝とうとする「イデオロギー」抗争は、
例外なく「暴力」(お金も含む)でケリをつけることになります。
「イデオロギー」は原理的に「世界統一」を目指します。
私は体質(生理)的にこれを受け入れることができません。

そこで敢えて、あっしらさんに「からだ」で表現してほしい、
とけしかけています。」

今のままなら、日本企業はともかく、日本が今後も勝ち続けることは無理なようですから、勝ち続けられると見てもらえる条件のときに、新しい道を提示する必要があると思っています。

「自然的魂と理性の融合」と言うと宗教じみた物言いになるので、「エロスとロゴスの融合」(「身心と頭の融合」も同意)を基礎とした包み込みが必要です。(抗争ではなく包み込み)


まっくすさん:「でも、それはそろそろ阿修羅で合意形成されてますよね。
みんな次の展開を望んでいるんじゃないでしょうか?」

それがそうでもないのかなと思っています。

「自作自演テロ劇」さえ使って強欲の実現を推し進める支配層という認識は多数派のように思えますが、じゃあ、それに代わる「人々の統合形態」は?となると様々なイメージではないかと推測しています。

失礼な物言いになりますが、非難しているわけではないことをご理解いただきたいのですが、「現実へのプロテスト」や「現実の奥にある見えない背後を知ること」で終わっているような気がします。(共産党員など政治活動家は別として(笑))

(反資本主義であるはずの共産党力でさえ(だからこそかもしれませんが)、政策の重心位置を変えるレベルしか提起できず「今に代わるもの」は遠い将来のお話(抽象論)としてしか語りえないのが実状です。非共産党も、権力奪取を超える論は提示できないお寒い状況です)

「近代」の観念体系浸透は実に重いものがあると実感しています。

江戸期についても、この阿修羅でさえまだまだ、「遅れた暗い非文明社会」というイメージが強く残っていると思っています。

“現物”は存在しないわけですから、言葉のやり取りを通じて形成される概念イメージで江戸期を捉え直す必要がありますが、それがまたなかなか難しいことだと思っています。

ほんとうは、今を生きているそれぞれの日本人が内に抱えているメンタルを見つめ直せば(欧米のそれと比較しながら)、けっこうなところまでわかるはずだとは思っています。
どういう「次の展開」を望んでいるのか、断片的な表現でもいいからみなさんに提起していただければと思っています。

Mさんがまっくすさんに呼応されて皆さんに呼びかけられているので、それに期待しています。


まっくすさん:「私には、そろそろテイクオフの準備に入らないと「間に合わない」という感覚が強いんですね。私自身のバイオリズムは、つねに全体より少し早い
みたいなんですが、っていうことは、あと数年もすると、いよいよの局面が
訪れるっていうことです。

ズルズル引き延ばして、日本的に抵抗して、なし崩しのうちに勝利するって
いうような従来の手法は通用しなくなります。"彼ら"も今回は総仕上げの
段階ですから。

これは日本だけの問題ではなく、うっとうしく思っている「プラス族」
すべてのモデルケースになる、という使命感の問題でもあります。」


「間に合わない」という感覚とともに、行くところまで行った条件を使う手もあるという思いもあります。(このへんも「悪魔崇拝の片割れ」である所以です)

ただ、行くところまで行く現実過程が生み出す政治的経済的問題は見逃すことができないと思っているので、早いに越したことはないと考えています。


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Q1:■ 「貨幣については、分配問題が政治的に解決されるなら、利息が付かない
ということで蓄蔵の問題もほぼクリアできる」について、もう少し具体的に
構想を教えてください。もちろん差支えのない範囲で(笑)。

Q1.「分配問題が政治的に解決される」の意味を教えてください。


Q2. "彼ら"との絡みで、どのようにすれば利息が付かない通貨を実現可能か、
何らかの戦略をお考えですか?

“彼ら”がつくり上げた貨幣制度の日本における換骨奪胎作業が最初の段階だと思っています。

Q1も含め、とりあえずは、「国家経済政策の限界性とそれを突破できる可能性」( http://www.asyura2.com/0401/dispute16/msg/896.html )をご参照ください。

「分配問題」の解消策としては、多額受領者から召し上げるという方法をとらずとも、政治的手法でそれを薄めるという策もあります。紹介させていただいた書き込みからそれを汲み取っていただければ幸いです。


Q2:■「主要テーマの一つである江戸期の貨幣を考えるなかで少し考えてみる」について、お願いですから出し惜しみしないで(笑)、いますぐ「江戸期の貨幣」説明して
ください。時間がかかるようなら数回にわたってかまいません。

 Mさんが紹介してくれた過去の書き込みをとりあえず参照してください。
できるだけ早い段階で、もう少しまっくすさんとのやり取りに即した書き込みをしたいと思っています。


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