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左翼反対派の原則がテロリズムへの心情的共感でないという事は分かって下さい。長壁氏は、政治的には、極左に近い立場の人であり、理論より所感を重視する人である。
さざなみ自体のスタンスはマルクス主義であって、イスラム反動への共感ではない。彼女はイスラム社会、特にタリバンの男性優位体質、マイノリティ迫害の問題をあまり重視しない。マルクス主義者は基本的にイスラム反動とは敵対するものである。イスラム反動はマルクス主義を敵視してきたし、マルクス主義者もまた、彼らの反動的・封建的体質を問題にしてきた。タリバンはマイノリティを迫害したが、彼女はブッシュの犯罪よりは軽視している傾向がある。
理論は重要である。スターリン主義者が労働者階級のために民主主義を重視した事はあまりにも少ない。長壁氏はあまりスターリン主義の独裁体質を問題にしていないが、これがさざなみ自体のスタンスではない事は分かってくれ。さざなみの左翼反対派が、皆心情的テロに共感したり、親スタだとは思わないでくれ。
この板が安易にマルクス主義を一般化するなら、それなりに今後、反論させて頂きたいと思う。何故ならそのような一般化によって、これまで激烈にかわされてきた反スタ議論が無化されるからだ。これまで、粛清や内ゲバによって、多くの議論が同じ共産主義者として無化されてきた。簡単に一緒くたにされてたまるか。同じ穴の狢として、大切な事を訴えてきた者が抹殺されるのだ。ソ連・北朝鮮内部でなされた議論にも見落としてはならないものがあるんだ。彼らは粛清されてしまっても、同じ共産主義者として無化されてたまるか。
共産主義=テロへの心情的共感ではない。共産主義者の中にも、より無政府的な考えのもの、より全体主義的な考えのものがいる。それを一緒にくたにして無化されてしまったら、殺されるも同然だ。そんな事は許さない。例えば、タリバンに迫害されるものと、タリバンを同じアメリカに迫害されるアフガン人として見て良いのだろうか?
日本では議論できる余裕がある。だったら、尚更、安易に自爆テロに共感する前に戦術のあり方に徹底的に議論すべきだ。パレスチナ人の事を思えば尚更、パレスチナ人ができない議論をやるんだよ。議論を一切やめて、自爆テロに共感で一致団結するだけで解決するとは思えない。パレスチナより自由があるなら、パレスチナではできそうもない議論をやれ。制約だらけのパレスチナでもできる事ばかりするな!イスラム原理主義への共感なんて、パレスチナやイスラム社会では、いつでもできるのじゃないか?まともな議論をせず、帝国主義への対抗策が練られないなら、労働者階級も結局大日本帝国と同じ運命を辿るぞ。労働者階級がイスラム原理主義で団結するのが帝国主義にとって一番の脅威か?帝国主義者の思想は、タリバン同様、封建主義や男性優位主義、同性愛・マイノリティ迫害と結びついているだろうが。民主主義が曲がりなりにも守られているなら、最大限に使うべきだ。翼賛主義者はいらない。