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(回答先: 国際金融家が共産主義を広める利益 ― 政治と経済の二つの面で ― 投稿者 あっしら 日時 2004 年 3 月 09 日 16:34:37)
あっしらさん私も疑問がありますので簡単ですがメールを差し上げます。
【 国際金融家が共産主義を広める利益】
このように書かれてしまうと、むなしさのみを感じます。なぜなら共産主義という
考え方は人間社会の考古学的にいえば旧石器時代の人々の社会、つまりその社会は
【原始共産主義社会】というかたちの階級無き、また階層無き社会が過去の時代に
あったということから、マルクス・エンゲルスが考え出してきた最終的人間社会「必
要に応じて働き、必要に応じて得る」という人間性に満ち溢れた社会を、この地球上
の作ろうという哲学のもと考えられた社会であったと考えています。
また日本では島国であったため自然の中で生活していた社会がつい最近の2千数百
年前まで縄文時代というかたちのある程度の文明(青森県三内丸山・小牧野遺跡 等
でリーダーのもと現在でいうところの土木工事まで行っていた)を持っていた。その
社会では農耕まで進まなかったため。自然環境によって人口が制約されていました
が、家族関係の延長線上にある親族社会を形成しておりました。つまり家族関係とい
うことは親が子を育てるときに利益の対象という考え方では子を育てないということ
です。またオジイサン・オバーサンが孫を自己の利益の対象とみていないということ
です。つまりその共同体では同一の出自のもと、全体が親族であるという関係の中で
階級的・階層的な関係が成立しない社会があったとみることができます。
それが共産主義社会の原型にあったということです。