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(回答先: 私(ノンキャリア)とキャリアが外務省を腐らせました [小林祐武/講談社] 投稿者 なるほど 日時 2004 年 3 月 04 日 13:12:21)
岡崎 久彦
略 歴
昭和27年 東京大学法学部在学中に外交官試験合格、外務省入省
昭和30年 ケンブリッジ大学経済学部学士及び修士課程修了
昭和53年 防衛庁国際関係担当参事官
昭和56年 ジョージタウン大学戦略国際問題研究所客員フェロー
ランド・コーポレーション客員フェロー
ハーバード大学客員研究員
昭和57年 外務省調査企画部長
昭和59年 外務省情報調査局長、同年10月在サウジアラビア大使
昭和63年 在タイ大使
平成 4年 外務省退官、(株)博報堂特別顧問
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/backnumber/2003/okazaki.html
逮捕官僚の慟哭手記 第3弾 小林裕武(元外務省課長補佐)
外交官試験まで腐った外務省への「最後通告」 月刊現代4月号より
広告代理店に天下った大使(P90〜92)
<中略>
私がタイの日本大使館に勤務していた時のことだ。当時の大使は、いまやマスコミに引っ張り
だこになっている外交評論家のA氏だった。<中略>大使館時代はほとんど接触のなかったそ
の大使とは、その後、思わぬところで再開することになった、タイの大使館を勤め上げたA氏
は、外交評論家として活動するとともに、大手広告代理店・博報堂の特別顧問の肩書きも手に
入れていた。
サミットやAPECなどの大きな国際会議が日本で開催されると、本会議の仕切りとプレス関
係の仕切りは、片方が電通ならもう一方は博報堂、となることが多い。九州・沖縄サミットで
も、本会議は電通、メディアセンターの建設やプレスキットの作成などは博報堂が担当した。
そういうプロジェクトを受注するために、元大使も博報堂の使いとして古巣に顔を出すことに
なる。
少々話はそれるが、サミット終了後、電通や博報堂が請求してきた金額を見て、私は腰を抜か
しそうになった。入札にあたっての予定価格と請求額の差があまりにもかけはなれているし、
下6桁にゼロが並ぶキリのいい数字なのだ。「なんだこの数字は」とクレームをつければ、
途端に何千万円もざっくり削られた請求書を作り直してくれる。私の理解を超えた世界だった。
広告代理店ばかりではない。建設業者もそうだった。一般競争入札で一番安い札を入れた業者
に落札させたはずなのに、工事が終われば、どの業者が出した見積もりよりも高額な請求書を
送りつけてくる例が続出した。
書類をチェックしてみると、当初の設計書にないものまで作られていたりする。業者に問い合
わせると、「これは官邸から頼まれたんです」という答えが返ってきた。だからといって官邸
が負担してくれるわけではない。最後は外務省が支払わざるを得なかった。その為には、事後
になってから、新たな決裁書を“作成”しなければならないケースも多々あった。会計課は、
「事前決済でないことがバレたときは、小林が責任をとれるのか」と聞いてきたが、私は、「
絶対にバレませんし、『やれ』と言った首相や外相を誰も止めなかったのに、私に文句を言っ
ても始まりませんよ」と居直った。こんな“儀式”のあと、会計課を巻き込んだ「捏造の構図」
が出来上がったのだ。沖縄の経済振興が隠れたテーマだったこともあり、このサミットにかか
った費用の支払いには、桁外れの鷹揚さが認められたのだった。
話を戻そう。博報堂の特別顧問となったA氏が外務省に出入りしていた当時、私はサミットを
仕切る経済局参事官室の庶務班長だった。
元大使がお出ましになれば、対応するのは当然キャリアの総務参事官だが、話をすすめていく
うちに、「その部分は小林が仕切っています」という部分もでてくる。上司に呼びつけられ駆
けつけた席で、かつてのボスとの再会を果たしたのだった。「小林です」と頭を下げる私に対
してA氏は、「はじめまして」と名刺を差し出した。思わずずっこけそうになってしまった。
<中略>役人時代から何冊も著作を出し、大使館でも自分の部屋にこもって執筆作業に没頭す
ることが多かった彼の頭の中には、部下の顔など覚えておくくらいなら、ほかに詰め込まなく
てはならない情報がたくさんあったのだろう。
○<地球平和公共フォーラム>御用外交評論家の厚顔無恥な開き直りトップ論説【岡崎久彦氏】
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/1383.html
機密費流用疑惑:外務省幹部の処分内容 [毎日新聞] 【薮中三十二 懲戒減給(3カ月×20%)】
http://www.asyura2.com/0311/war41/msg/1407.html
【関連記事?】マスメディアの情報不感症【田中康夫の「奇っ怪ニッポン」:日刊ゲンダイ】転載バカボンさん御投稿
http://www.asyura2.com/0401/senkyo2/msg/445.html