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(回答先: マスメディアの「テロ」という用語に異議あり!「ゲリラ戦」と呼ぶべし!【国際戦略コラムより】 投稿者 転載バカボン 日時 2003 年 11 月 25 日 04:01:27)
手元にあるThe New Oxford Dictionary of English(普通に書店で買える範囲では最大かつ最も権威のある 辞書)によれば the use of violence and intimidation in the pursuit of political aims(政治的目的を追求する過程で暴力ないし脅迫を用いる行為)とあり、terrorist はterrorismを用いる当事者とある。
この定義を確認した上で、さて以下の行為は誰が当事者だっただろうか?
1. 辺境の拡大のために騎兵隊なる公的暴力団を用いて先住民族を千万単位で殺戮した行為。過去に阿修羅でも指摘されたように、事実上世界初の大量殺戮兵器(細菌による大量殺戮)まで用いた残虐なテロ行為であった。
2. キューバ、プエルトリコ、グアム、フィリピンを手に入れるために、1898年2月キューバのハバナ港に停泊していた米国戦艦「メイン号」を自軍のコマンド部隊に爆破させ、スペインがやったと言いがかりをつけて米西戦争を起こした。自国の軍人に252人の犠牲者を出したこの謀略は米議会資料で正式に暴露されているが、「まあ昔のことだし領土も大幅拡大したからいいんじゃないか」ということで片づけられているようだ。何度も言うように、こういう悪事の実績があるから9・11についても、「またか」という話になるのである。一度自作自演の謀略が大成功して味をしめたら、麻薬と同じで習慣になることは必定だし、9・11については具体的な証拠も山積している。
3. トンキン湾で米海軍駆逐艦が北ベトナムの哨戒艇に攻撃を受けたとデマを流し(これは当時の国防長官だったマクナマラも自伝の中で認めている)、これをきっかけにして北ベトナム領土に対してB52による無差別絨毯爆撃を開始、学校も病院もおかまいなく破壊し非戦闘員を万単位で殺戮した。制服を着て何百億円もする精密機械をあやつって組織的に殺戮を行っている点だけが、米国人がかってに定義している「テロリスト」との違いである。いいがかりをつけられて頭上に爆弾の雨を降らされたハノイ市民にとって、B52の乗員以上のテロリストは地球に存在しなかっただろう。
湾岸戦争・イラク侵略・9・11大量殺人については言及するまでもない。