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【カイロ=岡本道郎】サウジアラビアで異教徒攻撃をジハード(聖戦)と扇動してきた、影響力のある若手イスラム法学者ナセル・アル・ファハド師は22日、国営テレビに登場、サウジ内外で続く自爆テロを「(イスラム教が禁じる)自殺で罪であり、殉教にならない」と非難、過去の過激な言動を自己批判した。
サウジ当局は首都リヤドで9日起きた、アラブ諸国出身者が多く住む高級居住区への自爆テロ後、国際テロ組織アル・カーイダら過激派がサウド王家自体に標的を絞ったとしてテロ阻止に全力を傾注。ナエフ内相が「改心した者の罪は軽減される」と強調したのを受け、17日には、サウジ治安当局への抵抗を呼びかけるなど過激なファトワ(宗教令)を出していたアリ・フデイル師もやはり国営テレビでファトワを撤回、自爆テロを非難した。危機感を深めるサウド王家が異例の演出をしたとみられる。
両師は5月下旬、リヤドの外国人居住区で同月中旬起きた自爆テロへの関与の疑いで逮捕されたが、ともに自らテレビでの自己批判を申し出たという。
ファハド師はテレビで米軍と戦うためにイラク入りすることも「治安妨害」として否定的見解を示した。
(2003/11/24/01:03 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20031123id22.htm