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「最悪の事態は、グルジアが二十一世紀のバルカン半島と化すことだ」
http://www.asyura2.com/0311/war43/msg/1654.html
投稿者 シジミ 日時 2003 年 12 月 06 日 17:52:35:eWn45SEFYZ1R.

(回答先: 米国防長官:グルジア訪問、露軍基地の撤去を主張 [毎日新聞]【度を超えて手を突っ込むとコールマン博士の予測が当たるぞ】 投稿者 あっしら 日時 2003 年 12 月 06 日 05:18:03)

皆様、今日は。

私もグルジアでの動きは大変気になっております。
タイトルはCIS諸国研究所副所長の言葉です。これは産経新聞の記事中にあったものですが、この記事は当サイトに投稿されていないようですので、以下に転載しておきます。

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グルジア3自治共和国・州 分離目指し共闘 きょう協議、混乱拡大の恐れ
http://news.goo.ne.jp/news/sankei/kokusai/20031127/KOKU-1127-01-02-59.html
(産経新聞11月27日)

 【モスクワ=佐藤貴生】シェワルナゼ大統領(七五)が辞任したグルジアでは、分離・独立を求める南オセチア自治州など国内三勢力が、暫定政権に対する共闘の動きを強めている。双方の関係が悪化すれば、グルジア情勢はさらなる混迷を余儀なくされる。一方、全土の掌握を急ぐ暫定政権は大統領選の投票日を来年一月四日と定め、候補者を一本化したが、主要閣僚の更迭が相次ぐなど情勢は依然、流動的だ。
 ≪サアカシビリ氏一本化 旧野党勢力大統領候補≫

 南オセチア自治州のココイティ大統領は二十五日、モスクワでアジャリア自治共和国のアバシーゼ最高会議議長と会談後、アブハジア自治共和国を含む分離・独立派の三勢力が、相互関係の強化を目指す文書に調印する方針を表明した。アブハジア自治共和国も二十七日に合流し連携強化策を協議する。三勢力は、いずれも暫定政権との対話と協力を拒否している。

 分離独立問題への対応の難しさを強調する独立国家共同体(CIS)諸国研究所のウラジーミル・ロマネンコ副所長は、「最悪の事態は、グルジアが二十一世紀のバルカン半島と化すことだ。民族が入り乱れるグルジアで内戦が起きれば、戦火はロシア南部のチェチェンや北オセチア、ダゲスタンなど北カフカス全域に広がる可能性がある」と警告する。

 一方、暫定政権を支える旧野党勢力は二十六日、大統領選に向けた候補者一本化を協議した。候補者にはブルジャナゼ暫定大統領や「国民運動」のサアカシビリ党首、ジワーニヤ元議会議長らの名前が挙がっていたが、サアカシビリ党首を共同で擁立することで一致した。

 政変劇の立役者であるサアカシビリ氏は、「グルジア全土の統一」を掲げるなど民族主義的性格で知られる。分離・独立勢力側は「過激な民族主義勢力の圧力が強まっている」(ココイティ大統領)と、名指しこそ避けながらも強い警戒心を抱いている。

 一方、インタファクス通信によると、暫定政権は二十五日、メナガリシビリ外相、ゴジャシビリ財務相を相次いで更迭。すでに首相格のジョルベナゼ国務相やナルチェマシビリ内相も辞表を提出しており、前政権の影響力排除を進めている。

                  ◇

 ≪グルジアの民族紛争≫ 南オセチアでは1990年末、ロシア領北オセチア共和国への編入を求める動きが強まり、軍事衝突。92年6月和平合意。アブハジア自治共和国では92年、イスラム系住民が独立宣言してグルジア軍が進攻。94年に停戦が実現した。トルコ国境に面するアジャリア自治共和国はイスラム教徒が多いが、武力衝突は起きていない。

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