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(回答先: 旧ソ連諸国のバルカン化は、おそらく1980年代から検討されているはず 投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 12 月 06 日 18:08:02)
すみちゃん。
私はソ連邦崩壊前(恐らく1980年頃)、エレーヌ・カレール=ダンコースの
『帝国の崩壊』という本を読んだことがあります。この本はソ連邦における
イスラム系人口の増大の傾向を分析し、ソ連邦の崩壊に繋がる可能性を予測
したものだったと記憶します。
実際のソ連邦の崩壊の時はイスラム問題は背景に退いていた感がありましたが、
ソ連消滅後しだいにこの問題が表面化しつつあります。
旧ソ連邦のイスラム問題はグルジアに限定されず、広く中央アジア全域に及び
ますのでこれに火が付くことは、世界大動乱に繋がる危険性が高いと考えられます。
現在、米国は南西アジアのアフガン・イラクにおける覇権を狙う一方で、中央アジア
地域に対しても着々とプレゼンスを確立しつつあります。
米英軍によるイラク攻撃前の、露プーチン政権の米英に対する不同意の最大の理由は
旧ソ連圏における米国の動きへの警戒にあったはずです。
今回ラムズフェルドが突然グルジアに現れて、ロシア基地撤去発言をしたことは、
私も非常に気にかかっています。