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(回答先: <米国務長官>イラク主権移譲、新たな安保理決議必要(毎日新聞) 投稿者 シジミ 日時 2003 年 11 月 18 日 17:43:05)
報告者:東京財団 シニアー・リサーチ・フェロー 佐々木 良昭
「国連の役割は回復したのか」 2003年11月19日
イラクの総指揮官ブレーマー氏がイラク国内の抵抗活動にギブ・アップし、ホワイト・ハウスに泣きついたのか、はたまたホワイト・ハウス内が来年の選挙を考え、このままではいけないのと思ったのか、真の動機は定かではない。
あるいはそのどちらでもあるのかもしれない。いずれにしろアメリカは現状を打破するために、イラク国民への早期の権限委譲を決め、そのためのプロセスを明らかにした。
このアメリカの新しい動きは一見、アメリカが国際社会の声を尊重し、あるいは国連の重要性を再認識し、はたまた欧州勢の声に答えたのかという捉えられ方がなされている。
しかし、それは本当なのだろうか。アメリカはイラク問題の処理が困難な部分を、国連と世界の国々に分担させることを決めたのではないのか。そのためには各国や国連の助言も聞き入れるということだが・・・。
国連はイラク問題でその存在価値を回復したのだろうか。実は全く違う認識の仕方がある。国連は今までイラクに対する制裁の中で「石油と食料の交換」という人道的な部分の権限を一手に握ってきた。しかし、いまでは「石油と食料の交換」はアメリカが進めたイラク復興基金の中に組み込まれてしまった。
アメリカはイラクを復興するためにイラク復興基金を設立し、それを牛耳ることによって、イラクの石油収入すべてを牛耳ることが出来る状態を作り上げたのだ。イラク復興基金という美名の下に、イラクの石油収入は今後、相当長期にわたってイラク人が自由に使うことが出来なくなったのだ。
これでも国連のイラクに対する権限が回復したといえるのだろうか。これでも国連中心主義が通用するというのだろうか。日本が国連を世界平和の基軸組織と考えるのであれば、イラク復興資金についても考える必要があろう。
http://www.tkfd.or.jp/news/today/1_20031119_4.shtml
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「Re: 傷害罪と銃刀法違反を犯しても佐々木良昭拓大元教授なら書類送検だけだって 」
http://www16.tok2.com/home/asyura/sora/nihon1/msg/401.html