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(回答先: 北朝鮮を擁護してください(笑)。また天皇の「戦争責任」という言葉も熟慮して使ってください 投稿者 あっしら 日時 2003 年 10 月 23 日 23:28:17)
天皇の戦争責任については一言コメントさせてください。
太平洋戦争そのものは帝国主義列強間の戦争であって、遅れはしたが宣戦布告もしているので戦争中の皇軍の残虐行為を除けば、米英と日本の間にどちらが善でどちらが悪ということはありません。(米英の謀略による誘導があったことも間違いない)ただしその前から始まっていた満州事変、満州事変は宣戦布告の無い侵略行為で、今回米国がやった9・11と同様に、柳条湖事件、盧溝橋事件といった爆破事件をでっち上げて戦争をふっかけたものです。その間にも民間人の虐殺があったこともあり、弁解の余地はありません。もちろん米英ともさんざん同様の侵略はやっているが、だからといって天皇を頂点とした日本の統帥部が免責となるわけではありません。(東京裁判の欺瞞性は別問題である。本来状況が許すなら日本国民が天皇を裁くべきであった。マッカーサーは政略・統治上の便宜のために天皇を免責にしたのである)天皇は事実上統治能力がなく軍部に抵抗できなかったという言訳も、2・26事件の際、陸軍の中枢部がすぐに鎮圧に動かなかったのを見て、「朕自ら近衛師団を率いて鎮定にあたらん」などと勇ましいことを言った実績があり、戦後の平和的イメージとは裏腹に、昭和天皇が軍統治の意思も能力もあったことは間違いありません。(戦前の天皇の写真を見ると軍服を着て馬にまたがった勇ましいものが多い) 従って昭和天皇には単に敗戦責任のみならず戦争責任があったといえます。無論さんざん悪事と謀略で多くの国に苦悩をもたらした米英の責任はどうなのか、この両国の黒幕は何ら罪を問われていないことは(ハルがノーベル平和賞を取った事は寡聞にして知らなかったが)いかにも理不尽ではありますが、だからといって天皇の免責とそれに引き続く官僚の無責任文化を見逃すわけにはいきません。