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(回答先: <イスラム世界のユダヤ観> 太田述正コラム 投稿者 エンセン 日時 2003 年 10 月 23 日 15:40:10)
エンセンさん
その通りです。はっきりユダヤ財閥、厳密にはユダヤ系財閥(ロスチャイルドについては祖先がユダヤ人だっただけで、自他共にユダヤ財閥の認識は薄いだろう。ユダヤのコネクションを色濃く持った怪物的財閥というのがふさわしい。)、ないしロスチャイルド財閥はっきりといってしまえばいいのです。なんと言っても「ユダヤの陰謀」は一般のユダヤ人とは関係ないからです。
ただし日常生活でユダヤ人ビジネスマンのかなりこすっからいやり方(これは事実)に眉をひそめる人々が少なくないのも事実だから「ユダヤの弊害」というと共感を持つ人は少なくないだろう。。(でもこれは生きるの死ぬのという話ではない)
この太田氏はどちらかというと権力・体制の側の人間のようですが、彼の言い分には傾聴に値する部分があります。イスラムはかつてキリスト教国の所謂暗黒時代には、物心両面で繁栄を極めた歴史があったというのに、(これは前にも言及しましたが、千夜一夜物語を読んだことのある人であれば実感できるはずです。)また異端審問などキリスト教国が野蛮な異端審問で何十万という無実の人々を虐殺していた時代にも、イスラム社会はより自由・穏健・寛大だった歴史があるのに、今日のあの狭量・偏狭・無知は一体どうしたことか。そもそもキリスト教国でモスクを建ててイスラムを奉じることは全く自由なのに、サウジをはじめとしてキリスト教を信仰するだけで命がけ、というイスラム教国は多い。これでは日本人など客観的な第三者から見て、どちらが優れた体制なのか、最初から軍配は上がっている。
マハティールは見識のある偉大な指導者ですが、その30年以上も前に著書で、「ユダヤ人は鉤鼻だけじゃなく、金銭について本能的なカンを持っている。」などと言っています。「日本人は出っ歯でがに股だというだけでなく、手先が器用だ。」と誰かがコメントしたら、良い気持ちがするだろうか。その人の言うことを素直に聞こうという気がするでしょうか。マハティールははっきりいってその辺の繊細さに欠けているために、今回のように当を得たことをいっているにも拘わらず、「反ユダヤ主義」で片づけられてしまうのです。
太田氏が言うようにマハティールが奸知にたけたソロスやコーエンやルービンのために煮え湯を飲まされたのなら(勿論事実だが)、彼らの背後に誰がいたのか(誰が彼らの薄汚いビジネスの裏で糸を引いていたのか)、はっきり告発すればいいのです。それを言わないでユダヤというから、いいように揚げ足をとられるわけです。(これはマハティールに限らないことは言をまたない。)
「ユダヤ人が代理人をして彼らのために戦わせ、命を失わせている。」などと抽象的な言い方をしないで、軍産複合体とユダヤ系財閥をはじめとした兵器産業(それも名指しで;例えば兵器メーカーの実名やアドナン・カショギのような悪党の名前)が無用な戦争を引き起こして世界の民衆を苦しめている。」とズバリと言ってくれれば引退のすばらしい花道になることは間違いないでしょう。欧米のメディアがそれを同取扱うのかが見物だが。