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(回答先: Re: <イラク>フセイン元大統領の隠し資産シリアに 米調査へ(共同通信/毎日新聞) − やはり次の標的はシリアなのか? 投稿者 長壁 満子 日時 2003 年 10 月 13 日 18:15:58)
一昔前のプロレスを見たことのある人は覚えていることと思いますが、アメリカから来日(来襲といっていた)したデストロイヤーなど覆面レスラーは演出上重要な役割を担っていました。それは徹底的な悪役に徹することで、大方の場合は凶器を覆面にしのばせています。力道山、ジャイアント馬場、アントニオ猪木など善玉は「額が割れ」て血まみれとなり場内を興奮のるつぼにたたき込みます。観客の憎悪が最頂点に達した段階で善玉レスラーは「我慢に我慢をかさねたけど、もう堪忍袋の緒が切れたかんな、コノヤロー」といって大爆発する。コテンパンにされた悪役覆面レスラーと勝利の雄叫びをあげる善玉レスラーを前に観客はもう陶酔状態です。
アメリカ・イスラエル・ネオコン・軍産油複合体(この用語は資本関係などからいって実態に即しています)の戦略というのはまさにこれなのです。
私はサダム・フセインも金正日も、ビン・ラディン同様どこかでこの複合体とコネがあり裏で連絡していると見ています。(古くはノリエガもそうだった)フセインやラディンは実際にCIAと密接なコネクションがあったことはよく知られています。金正日の場合も平壌にメーソンのロッジがあるという噂の真偽は別として、悪役としての役割の報酬は彼の有名なスイス銀行口座に振り込まれている可能性は高い。(スイスに亡命したいとこぼしているもあたりまえか)
ラディンは捕捉の機会は山ほどあったのに全て米軍司令部の指示でつぶされたと英SASの元隊員がDaily Mailで暴露しています。フセインは勿論つかまりません。両方とも次の出場の機会「砂漠の戦い-part II怪物の逆襲」まで出番を待っている感じです。イラクがクルド人に毒ガスを用いたのはデマであることは明らかですが、それに対してサダムが効果的な反論をあえて試みなかったのも怪しいと見ています。(最も周辺国への威嚇になると判断した可能性もありますが)大体サダム・フセインの前例を見て一番安心しているのは金正日かもしれない。いざとなったら行方不明で処理してもらえる可能性が大になったからです。
複合体は自分たちの利益の極大化のためには手段は問いませんが、それを実行するのに自分の資産を使いたくない(小規模の作戦は傭兵を使ってプライベートにやっているケースもあるようだが)ので米国民の財産であるはずの米軍を道具にします。ただしこれを合法的に遂行するにはまがりなりにも選挙で選ばれた政治家による政府としての決定が必要になります。それには選挙民を幻惑しなければなりません。そこで威力を発揮するのが上記の「プロレス戦略」です。「大量殺戮兵器」、「9・11の大災厄」、古くは「真珠湾」などは、文字通り覆面レスラーの凶器の役割を果たします。有権者の90%は正直言って物を考えていない(考える余裕もない)関係で感情操作の結果言いように誘導されて投票します。これが本質です。
太平洋戦争開戦当時「奥村某」なる在米日本大使館一等書記官が、パーティ等で酔った上タイピングが不得手なこともあって宣戦布告が遅れたなど、私は全くの戯言だと見ています。日本人のように時間厳守な国民の、それも一等書記官になるような人物が宣戦布告の提出期限に遅れた?何を馬鹿な!これも覆面凶器=演出小道具に過ぎません。(9/11の後多くの不都合が関係者の無能に帰せられた経緯とそっくりだ!)今回複合体に汚染されていた(スキャンダルによる脅迫・金など)可能性は非常に高い。アメリカ国民を興奮させるのに宣戦布告の遅による事実上のだまし討ち程センセーショナルな材料はないからです。(今だに英語ではjapという動詞は「だまし討ち」の意味である。何と不名誉な!)ちなみに死刑に値するようなこんなとてつもない不始末をしでかした、この奥村書記官は戦後の外務省(勿論アメリカの管制下にあった)でトントン拍子で出世して外務次官にまでなったのをご存じか。おかしいではないか?
気の毒なのは何もしらず勿論おこぼれももらえないで毎度毎度犠牲にされる大衆ですが、自国が戦争の現場にならない場合は、多くの大衆は何も知らされずにこれらのプロレス戦略による壮大な劇場型犯罪の観客の身に甘んじているわけです。
一番大切なことはセンセーショナルな話が出てきたら何でも眉に唾をつける姿勢で、わたしは阿修羅のようなサイトがもっと多くの人にアクセスされて、こうした壮大なインチキができなくなることを心待ちにしています。