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(回答先: Re: 戦前、戦中と同じ間違いをしたくて堪らない感じの宮崎正弘氏 投稿者 なるほど 日時 2003 年 11 月 15 日 01:34:17)
帝国陸軍の悪しき伝統
イラクに自衛隊を送る準備は着々と進められている。
北海道では、送り出す隊員の選抜が始まっているとの事だ。
今回の派遣部隊は旭川市にある第二師団を中心に編成される。
・・・・なんで北海道?
これから冬の時期とはいえ、イラクという国は暑い所である。
南部の地帯なんかは思いっきり灼熱の砂漠地帯である。
そんなところに何故亜寒帯の、しかも日本で一番北にある
師団からの兵隊を送らなきゃいけないのか非常に謎である。
気温が25℃を越えただけで「暑くて死にそう」なんて
言っている地域である。そんな場所で訓練をした兵隊が
本当に最善の活躍が果たして出来るのだろうか?
塾長だったら暑くて全く働けない
日本という国は南北に長い。
小学校で習ったと思うが北は亜寒帯から南は亜熱帯まで
機構的には非常に幅広い地域を含む国なのである。
その広い国の中に、自衛隊の基地というものも幅広く
分布している筈なのである。だから気候に対する
訓練ができないというわけでは決して無いのである。
かつての戦争で旧帝国陸軍は旭川などの北の師団から
たくさんの兵隊をガダルカナルなどの灼熱の激戦地へ送った。
そして南国九州から北の果てであるアリューシャン列島に
部隊を送っている。気候的にあべこべな対応をしている。
結果がどうなったかは説明する必要は無いだろう。
暑さに不慣れなだけでなく、食料が腐るという事態にも
めったに会わない環境で育った兵士が灼熱の地でどれだけ
力を発揮できたのか非常に疑問である。逆に山の上にしか
雪を見たことが無い連中が、極寒の中でどれだけ正しい
判断が出来たのかも非常に疑問である。こういう知恵は
自然に身についてるモノであって、教えられるものでは
無いから恐らくは非常に苦労したに違いない。
かつてはこのような事態も極限の戦争の中でやむをえず
行った判断だと思っていたが、どうやらそうではないらしい。
人間という生き物を相手にしているという意識は相変わらず
大本営(?)の連中には無いらしい。彼らにとって隊員なんぞ
装備の付属品か単なる頭数にしか感じられないのであろう。
旧帝軍の悪しき伝統は今も生きている
http://www002.upp.so-net.ne.jp/heihachi/bouron/bouron625.html
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