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(回答先: Re: 金日成偽者説 投稿者 満漢全席 日時 2003 年 10 月 30 日 15:40:46)
満漢全席さん、レス有り難うございます。
私が始めて「金日成偽者説」に接しましたのは、5年以上前のことと記憶します。ソースは明確ではありませんが、新左翼系のサイトではなかったかと思います。その後も複数の雑誌等で同様の議論に出会い、「偽者説」は定説化しているのだろうと判断していました。
それが、今年になって「週刊ポスト」において「スクープ・テロ国家の原点 ロシアで制作された衝撃のドキュメンタリー」という「金日成偽者説」を叙述した記事が載り、また同内容のロシアで製作された番組が一部放送されました。(「週刊ポスト」の記事はWEB上で読むことができます。http://www.weeklypost.com/jp/030214jp/news/news_1.html他)
これらの“スクープ”と称する報道は従来の「偽者説」とほとんど変わらず、私は「何を今さら」という印象を持ちました。考えてみれば既に定説化したものを繰り返し宣伝する必要性はないことになりますね。
>「伝説の英雄金日成将軍」は、存在しなかったのです。実在した金日成以前に、そのような英雄伝説が存在したという史料はありません。存在しなかったのだから、偽者もクソもないわけです。
>解放後、金日成がピョンヤンに現れたとき、「あれは若すぎる。偽者ではないか。」という反応が起こったというのは事実だと思われます。しかしそれは、実在した金日成が指揮したポチョンボ(普天堡)戦闘の戦果に尾ヒレがついて、「偉大な金日成将軍」の伝説が出来上がったことによるものと思われます。実在した金日成の戦果が大袈裟に伝えられたのであって、別の金日成の名を実在した金日成が借りたのではありません。
さて、改めて満漢全席さんに質問します。「金日成の本名は金成柱である」、「スターリンが金成柱をピョンヤンに送りこんだ」という内容も誤りですか?もしこの部分は事実だとすると私の理解は次のようになりますが、これで正しいでしょうか?それとも誤りですか?
− スターリンは抗日ゲリラ闘争を行なっていた本名・金成柱という人物を戦後にピョンヤンに送り込んだ。金成柱は革命家として相応しい“金日成”という名前を使用していた。彼は政権についた後、自らを神格化するため彼の指揮した戦闘をもとに“伝説の英雄・金日成”という物語を作り上げて、国内に流布した。