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私は入試制度を日本からなくしたい、しかし無力な55歳のおばさんです。
私も若い頃は、政治家が何をしようと自分の生活にはいっさい関係ないと思っていました。どうせ自分の道を切り開くのは自分しかないって。俗にいう、無関心派でした。
政治や国は自分とは関係ないところで動いている。彼らが何をしようと、日本は民主主義の国だと信じていました。憲法9条をうたう平和主義の国だと信じていました。戦後直後の教科書はそう教えていたからです。だから、日本は、自分さえ頑張れば報われる公平の国だと思っていました。
私は馬鹿で日本の大学へ行けなかったけれど、東大や京大出身の賢い脳が日本社会の中枢にいるのだから、日本は安泰だと思っていました。
しかし現実は反対でした。たとえば、少ない収入から掛け続けてきた年金支給額が減額されます。受給年齢が引き上げられました。軍産複合体政権である一時的なブッシュ政権のイラク戦争を肯定し、いまや自衛隊員たちの命まで軽視されています。米国国内では弾劾の声さえ聞かれるブッシュに、日本人の命までささげて盲目的に協力することは、米国協調外交ではありません。次元がずれた小泉政権の無知を露呈しています。
国連を無視してイラク戦争へと突っ走ったブッシュ軍産複合体政権の中身を見抜けなかった外務省中枢の脳と小泉首相の脳の粗末さを育て温存するのは、入試制度に守られた学歴社会です。世論の半数以上がイラク戦争反対でした。それにもかかわらず、小泉首相は「世論を聞いていたら政治を誤る」とさえ言いました。主権者を愚弄した言葉です。
次は個人的経験です。わが子の教育費のために、節約して貯めたお金を、高利回り元金保証を約束する山一證券の有価証券に預けました。満期近くになったある日、山一證券の役付きの人から電話がありました。元本が大きく割れたというのです。利息どころではありません。その人は理由をくどくどと言いましたが、専門用語の駆使と、主語と述語の不一致で、彼の言葉は要領が得ません。
しかし、包丁を持って怒鳴り込むわけにも、人質立てこもり事件を起こすわけにはいきません。諦めました。それから、しばらく経って、損失補てん事件が世間をにぎわせました。私のお金はいったい誰に補填されたのでしょう。
嘘つき! 弱者に寄生するパラサイト!
そして、さらに1、2年後、山一證券は倒産しました。日本はおかしな国です。責任者は罰せられず、痛みは庶民が負います。民主主義とは程遠い国です。
(横山多枝子)
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